漫才
美術館の逆行式鑑賞マナー
2025.12.15
閲覧数: 1,800
【コント漫才】
A
二階から目薬機関銃
「狙い定めた笑いは百発百中!ただし、たまに誤射で観客も巻き込む、二階から目薬機関銃です!」
どうもー!二階から目薬機関銃です!
B
ふむ、この状況…実に興味深いサンプルだ。
B
( ˙-˙ ) …間…天井から逆さまに吊るされた警備員、逆さまのゴッホの自画像、そして床に散乱する『鑑賞心得』の破片。
B
( ¬_¬)(ゴミを見る目)一体何が、この悲劇的アートパフォーマンスを引き起こしたのか…
A
だから言ってるだろう!
A
全部あそこの受付のせいだ!
A
あの人が最初に…
B
待て、A。
B
話が逆行している。
B
まずは結果から観察すべきだ。
B
この警備員が吊るされたのは、なぜだ?
A
あれは…『鑑賞中の不適切な体勢』に対する連帯責任だ!
A
俺がちょっと油絵に近づきすぎたから、連帯責任で警備員が逆さまにされたんだ!
B
ふむ、『不適切な体勢』とは具体的に?
A
それはな…『鑑賞中は微動だにしないこと!
A
瞬きは許可制!
A
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に!呼吸は腹式呼吸のみ!
A
』って言われてたのに、俺がちょっと腰をかがめたからだ!
A
そしたら受付の人が『貴様!
A
体勢に乱れあり!
A
連帯責任!
A
』って…( # ゚Д゚)<!語気荒く!まるで軍隊の教官だったんだ!
B
なるほど。
B
規律違反が原因か。
B
しかし、なぜそこまで厳格な規律が必要だった?
A
それはな!
A
俺が最初にちょっとした冗談を言ったからだ!
A
『この絵、ちょっと色味が地味すぎて、まるで俺の今日のパンツの色みたいだな!
A
』って言ったら…
A、ドヤ顔で客席を見るも反応薄い
A
…ん?
A
( ˙-˙ ) …間……今の、面白かったよな?
A
な?
A
_(:3 」∠)_(ズコーッ!)(客席に降りて、客の肩を掴む)今の面白かったよな?
A
な?
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!完璧なボケだったよな?
A
な?
A
最高のユーモアだろ?
A
な?
B
(メモを取りながら)興味深いサンプルだ。
B
Aの承認欲求が危機的状況に陥った際の行動パターン。
B
攻撃性が増し、対象に同意を強要する傾向にある。
B
これは近所の噂話心理学における『集団圧力の形成』の良い事例になりそうだ。
A
(客席から戻りながら、息を切らして)そしたら、受付の人が『不適切な発言!
A
アートへの冒涜!
A
』って…《《 謎の感動 》》その瞬間から、パチンコ屋は地獄と化したんだよ!
A
『写真撮影は禁止!
A
ただし、心に焼き付ける場合は10秒間、不動の姿勢で凝視すること!
A
休憩室での飲食は禁止!
A
水分補給は点滴に限る!
A
』って…もうめちゃくちゃだ!
B
ふむ。
B
つまり、Aの不用意な発言が、受付の潜在的な完璧主義を覚醒させ、その結果、パチンコ屋が軍事訓練所のような規律に支配されるに至った、というわけか。
A
そうだよ!
A
で、結局、全ては俺が最初に『いやー、このパチンコ屋、静かすぎて耳鳴りしそうだな』って独り言を言ったのが始まりだったんだよ!
B
なるほど。
B
つまり、この壮絶な散らかった部屋は、Aの些細な、しかし不用意な一言がトリガーとなった、と。
B
( ꒪Д꒪)(白目)実に効率的な散らかった部屋生成装置だな、Aは。
A
おい!
A
俺のせいかよ!
B
論理的に導き出された結論だ。
B
君の言動が、受付の完璧主義という潜在因子を刺激し、連鎖的にこの異常事態を引き起こした。
B
まさに知能犯の所業だ。
B
パチンコ屋の静寂を破るという、最初の『罪』から全てが始まった。
A
知能犯じゃねえよ!
A
ただの感想だよ!
A
俺はただ、パチンコ屋が静かだなって思っただけだよ!
B
しかし、その感想が、最終的に警備員を天井に吊るし上げた。
B
この因果関係、興味深いな。
B
始まりの静寂が、終わりの狂気を生んだか…( ˙-˙ ) …間…そして、このパチンコ屋は、ただのパチンコ屋だった頃に戻るわけだ。
A
戻ってねえよ!
A
まだ散らかった部屋真っ最中だよ!
A
俺はまだ天井に吊るされた警備員見てる途中だよ!
A
…というわけで、皆さん、パチンコ屋では静かにして鑑賞しましょうね!
B
(メモを閉じる)ありがとうございました。
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