漫才
【食の恨み】レモンは罪か、愛か、それとも…
2025.12.15
閲覧数: 1,105
【しゃべくり漫才】
A
絶対零度パンダ
「絶対零度のクールさと、パンダの愛くるしさで、皆様の心を鷲掴み!」
A
…( ˙-˙ ) …間…はぁ。
A
なんかもう、家に帰って猫と遊びたいなぁ…
B
いや、まだ始まったばっかりやろ!
B
バシィッ!!(ドツく音)何言うてんねん!
B
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に!絶対零度のクールさと、パンダの愛くるしさで、皆様の心を鷲掴み!
B
どうもー!
B
絶対零度パンダです!
A
(小声で)掴めてるかな…?
A
あんま、目ぇ合わせんといてな…( ゚ρ゚ )(思考停止)
B
掴めてるわ!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く!掴めてるって言うてるやろ!
B
あんたがそんな顔しとるから、お客さんも戸惑うねん!
A
…ごめんなさい…
B
さて、今日はな、あんたに聞きたいことがあるんや。
B
わし、最近な、人生で一番許せへん出来事があってん
A
…え、何?
A
なんか、また変な宗教に勧誘されたん?
B
ちゃうわ!
B
バシィッ!!(ドツく音)もっと身近で、もっと根深い、人間関係の…いや、文明の根幹を揺るがすような問題や!
A
…(小声)大袈裟やな…( ¬_¬)(ゴミを見る目)
B
大袈裟ちゃうねん!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く!あんた、唐揚げ、好き?
A
唐揚げ…好きやけど、別に今すぐ食べたいわけやないから…
B
そうやろ!
B
みんな好きやねん、唐揚げは!
B
でな、問題はここからや。
B
あんた、大皿に盛られた唐揚げ、最後の一個になった時、どうする?
A
…最後の一個…?
A
別に、食べるか、残すか、やろ…
B
そうや!
B
食べるか、残すか!
B
それが選択肢やろ!
B
《《 謎の感動 》》ところがな、そこに第三の選択肢を、勝手に持ち込んでくる奴がおるねん!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
A
…第三の選択肢…?
A
何それ…?
A
彡 サッ(無視)
B
最後の一個の唐揚げに、勝手にレモンをかける奴や!
B
( ・_・) (・_・ ) …時が止まる…
A
…え…( ˙-˙ ) …間…
B
え、やないねん!
B
あんた、どう思う?
B
それ
A
…うーん…別に、ええんちゃう?
A
レモン好きやし…
B
あかん!
B
バシィッ!!(ドツく音)全然あかん!
B
それがあかんねん!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く!あんたねぇ、そりゃあかんわ!
B
なんであかんかわかるか?
A
…なんで…?
B
あのな、最後の一個の唐揚げっていうのはな、それはもう、ただの食べ物ちゃうねん。
B
それはな、そこに集う人々の、共有の二日酔いの明日であり、希望であり、そして、なによりも、平和の象徴なんや!
A
…(小声)唐揚げが平和の象徴…?
A
猫のオモチャみたいやな…
B
聞け!
B
バシィッ!!(ドツく音)それをな、何の相談もなく、勝手にレモンで汚すっていうのはな、それはもう、平和に対するテロ行為やねん!
B
《《 謎の感動 》》テロ行為やで、あんた!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
A
…テロ…?
A
そこまで言う…?
B
そこまで言うねん!
B
だってな、考えてもみい!
B
レモンをかけたい人もおれば、かけたくない人もおる。
B
それぞれの自由意志や。
B
それを、たった一人の独断で、その自由を奪うてしまうんや!
B
これはな、民主主義への挑戦や!
B
( ◠‿◠ )(笑顔で圧)
A
…民主主義…( ꒪Д꒪)(白目)
B
そうや!
B
あんた、もし結婚して、夫婦で最後の唐揚げ、ってなった時、奥さんが勝手にレモンかけたらどうする?
A
…え、結婚…?
A
(小声で)結婚はちょっとな…まだ猫と遊びたいから…
B
いや、仮の話や!
B
仮の話!
B
バシィッ!!(ドツく音)奥さんがそんなことしたら、あんた、愛も冷めるやろ?
B
いや、冷めるやろじゃなくて、冷めるねん!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
A
…(震えながら)いや、そこまで大事にはしたくないなぁ…( ゚ρ゚ )(思考停止)
B
大事やねん!
B
バシィッ!!(ドツく音)だってな、レモンをかけるっていう行為はな、もう引き返せへんねん!
B
一度かけてしまったら、もう元には戻らへん!
B
これはな、不可逆的な選択や!
B
《《 謎の感動 》》
A
…不可逆的…なんか、科学の授業みたいやな…
B
そうや!
B
科学の授業や!
B
これはな、人間関係における熱力学第二法則や!
B
エントロピーが増大する一方やねん!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
A
…え、エントロピー…?
A
( ˙-˙ ) …間…
B
そうや!
B
混沌が増すだけや!
B
あんた、考えてみい。
B
もし、唐揚げが最後の一個になったら、どうするのが正解やと思う?
A
…え…?
A
じゃんけん…?
B
それも一つやな!
B
でもな、一番の正解はな、『誰か食べる?
B
』って聞くことや!
B
それが、相手へのリスペクトや!
B
《《 謎の感動 》》相手の意思を尊重する。
B
それがな、人間近所の噂話の基本やねん!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
A
…(小声)そこまで考えて、唐揚げ食べなあかんの?
A
しんどいなぁ…
B
しんどいんちゃう!
B
それが思いやりや!
B
バシィッ!!(ドツく音)あんた、猫と遊んでる時、猫が勝手にレモン絞ってきたらどうする?
A
…え、猫が…?
A
彡 サッ(無視)(震える)そんなことしたら、猫、嫌いや…
B
そうやろ!
B
猫でも嫌やろ!
B
人間やったらもっと嫌や!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く!これはな、もう、信頼関係の崩壊やで!
B
《《 謎の感動 》》
A
…信頼関係…( ˙-˙ ) …間…
B
そうや!
B
この世の全ての争いはな、この『勝手にレモン問題』に行き着くねん!
B
ちょっとした相手への配慮がないから、大きな問題になるんや!
B
唐揚げ一つで、世界平和が揺らぐねん!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
A
…(客席を見て、目が合い、震える)うわっ…ちょっと、お客さんと目ぇ合った…( ゚ρ゚ )(思考停止)
B
いや、なんでそこで震えるねん!
B
バシィッ!!(ドツく音)話聞いてた?!
B
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に!あんた、それでもプロの漫才師か?!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
A
…プロって言われると、しんどいなぁ…もう帰って猫と遊びたい…
B
(Aの肩を掴み、ウルウルしながら)お前、最高だよ…!
B
( ˙-˙ ) …間…そんな風に、純粋に目の前のことを考えるお前が、俺は…俺は大好きだ!
B
」
A
…え、ちょ、やめて…ベタベタせんといて…
B
(涙ぐみながら)この世の理不尽と戦いながら、それでも猫を愛するお前の生き様…エモい…!
B
《《 謎の感動 》》
A
…もう、ええから…帰りたい…
B
(Aを抱きしめたまま)ありがとうな…お前と漫才できて、俺は幸せや…
B
ありがとうございました!
A
(小声で)…ありがとうございました…
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