漫才
ラーメンと給食費:崩壊する漫才の概念
2025.12.22
閲覧数: 1,253
【コント漫才】
A
緊急速報:概念崩壊
A
概念崩壊』です!今からお届けするのは、あなたの常識を揺るがす最新ニュース!…ではなく、漫才です!
A
どうもー!
B
どうもー!
A
なんかモヤっとしたもの崩壊』です!
A
なんかモヤっとしたもの崩壊』です!
B
今からお届けするのは、あなたの常識を揺るがす最新ニュース!
B
…ではなく、漫才です!
A
ああ、残念!
A
でも、僕らの漫才も、ある意味、なんかモヤっとしたものを揺るがすから!
B
そう言っておけばいいと思ってるだろ!
B
さて、今日はラーメン屋のネタ、やろうか
A
ラーメン屋!
A
いいですね!
A
僕、ラーメン大好きなんです!
B
お前が好きなのはどうでもいい。
B
設定だ。
B
ラーメン屋の店員が、客の注文内容で人生経験の浅さを説教する、っていうネタ
A
え、説教…?
A
なんか、嫌な予感がするなぁ…
B
大丈夫だ、お前は客だ。
B
俺が店員をやる。
B
いいか、お前はラーメン屋に入ってきて、普通に注文するんだ
A
(客のフリで)すいません、ラーメン一つお願いします!
B
(店員のフリで)いらっしゃいませー。
B
ご注文は?
A
えっと…ラーメン、普通でお願いします!
B
(( ꒪Д꒪)(白目))普通、ですか…
A
はい、普通で…
B
(《《 謎の感動 》》)普通とは、一体何ですかね?
A
え…普通は普通ですよ
B
(( ˙-˙ ) …間…)君の人生、これまで『普通』で済ませてきたから、そんな安易な言葉が出てくるんだ
A
え、ラーメンの注文でそこまで…?
B
麺の硬さ、味の濃さ、油の量、トッピング…全てに君の選択があるはずだ。
B
それを『普通』の一言で片付けるのは、人生の宝くじ(ハズレ)を放棄しているに等しい
A
うっ…なんか、胸が痛い…(( ゚ρ゚ )(思考停止) 目を潤ませながら)…なんか、これ聞いてると、中学の時を思い出すなぁ…
B
おい、コント中だぞ。
B
何感傷的になってるんだ
A
(( ˙-˙ ) …間… 涙声で)僕、中学の時、給食費盗んだって疑われて…結局、犯人見つからなかったんだけど、それからずっと『お前は普通じゃない』って言われてる気がして…
B
誰もそんなこと言ってないだろ!
B
しかも給食費の件は誰も知らない!
A
(彡 サッ(無視) 遠い目をして)そう…あの時から、僕は『普通』という言葉に怯えるようになって…ラーメンの『普通』さえも、選ぶのが怖くて…
B
おいおいおい!
B
ネタをぶち壊すな!
B
これは客に説教するネタであって、お前がトラウマを語り出すネタじゃない!
B
(( ・_・) (・_・ ) …時が止まる… 突然、動きを止めてAを指差す)今の君の行動は、この漫才の前提安物の組み立て家具と矛盾している
A
え?
B
(( ꒪Д꒪)(白目))まず、このコントは『ラーメン屋の店員が客に説教する』というフレームで進行していた。
B
しかし君は、そのフレームから逸脱し、自身の個人的な、しかも誰も知らない過去を語り出した
A
だって、なんか、本当に言われてるみたいで…
B
(( ¬_¬)(ゴミを見る目))それは感情的な応答だ。
B
論理的に考えろ。
B
この漫才の目的は、観客に笑いを提供すること。
B
君のトラウマは、その目的達成の直接的な要素ではない。
B
むしろ、進行を妨害するノイズだ
A
ノイズ…
B
(( ≡ ゚Д゚)<食い気味に!)さらに言えば、君が『普通』という言葉に怯えるようになったという過去は、このラーメン屋の店員が『普通とは何か』と問い詰めるシチュエーションと、偶然にもシンクロしているように見える。
B
だが、それはあくまで君の個人的な解釈であり、このネタの意図とは異なる!
A
(_(:3 」∠)_(ズコーッ!) その場にへたり込む)ぐすん…じゃあ、僕はどうすればよかったの…?
B
(( # ゚Д゚)<!語気荒く!)どうすればよかった、じゃない!
B
この漫才そのものが、今、君の感情によって『普通』の枠から逸脱し、崩壊の危機に瀕しているんだ!
A
崩壊…!?
B
そうだ!
B
観客はラーメン屋のコントを見に来たのであって、お前の給食費盗難疑惑のトラウマを聞きに来たんじゃない!
A
(《《 謎の感動 》》)でも、このネタ自体が、僕の人生経験の浅さを暴いているみたいで…
B
それはメタ的な解釈だ!
B
我々は今、漫才のメタ安物の組み立て家具を議論しているのか!?
B
お笑いの現場で!?
A
(( ◠‿◠ )(笑顔で圧) 無理やり笑顔を作ろうとするが震えている)あはは…これ、コントですよ…ね…?
B
(バシィッ!!(ドツく音) Aの頭を軽く叩く)違う!
B
もうコントじゃなくなってる!
B
これはお前のセラピーの時間だ!
A
セラピー…!?
B
そうだ!
B
そしてそのセラピーのせいで、この漫才はもう収拾がつかない!
A
(泣きながら)ごめんなさい…ごめんなさい…
B
(深くため息)もういい。
B
この漫才は、これ以上『普通』に進行させるのは不可能だ。
B
完全になんかモヤっとしたものが崩壊した
B
…ありがとうございました!
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