漫才
完璧な遠回り
2025.12.23
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【しゃべくり漫才】
A
悔恨の路地
「人生の曲がり角、後戻りできない悔恨の路地へようこそ!」
A
どうもー!
A
人生の曲がり角、後戻りできない悔恨の路地へようこそ!
A
悔恨の路地です!
B
どうもー!
B
いつもお世話になっております!
A
いやー、今日のテーマは『交通』、特に『タクシー』ですよ。
A
タクシーの運転手さんって、本当にすごいですよね。
A
どんな道でも、どんな時間でも、目的地まで完璧に連れて行ってくれる。
A
まさにプロフェッショナル。
B
本当にそうねぇ。
B
でも、完璧なプロだからこそ、ちょっと困ることもあるのよねぇ…
A
いいえ、完璧だからこそ、困ることはないはずです。
A
完璧とは、そこに一切の瑕疵がない状態。
A
私の人生便所の落書きそのものですよ。
B
あらあら、また始まったわ。
B
でもね、〇〇ちゃん。
B
人間だもの、間違いもあるわよ?
A
いいえ、私の指示に間違いはありません。
A
この地図、完璧に頭に入っていますから。
A
次の交差点、必ず左折です。
A
90度、きっちり左折です。
A
誤差は許しません。
B
うんうん、分かってるわ。
B
運転手さんもそうしてくれるといいんだけどねぇ…
( ˙-˙ ) …間…
A
…え?
A
今、右に曲がりましたか?
A
いや、そんなはずは。
A
私の指示は完璧だったはず。
A
まさか、私の脳内地図に、ほんのわずかな、ミリ単位の誤差でも生じたとでも言うのでしょうか?
A
完璧主義者として、それは許されない…
B
あらあら、運転手さん、右に曲がっちゃったわねぇ。
B
〇〇ちゃん、どうするの?
A
どうする、とは。
A
私の指示は完璧です。
A
完璧な指示が、なぜ運転手さんに伝わらなかったのか。
A
いや、伝わらなかったのではなく、運転手さんが、私の完璧な指示を、完璧に理解できなかった、という宝くじ(ハズレ)も…いや、それも運転手さんを完璧に信頼していた私としては、完璧な裏切りですよ!
A
しかし、この道は…次の交差点も、左折のはず。
A
完璧な地図がそう示しています。
A
運転手さんも、今度は完璧に左折してくれるはずだ。
B
ええ、そうね。
B
でも、あら、また右に曲がってるわよ、運転手さん。
A( ꒪Д꒪)(白目)「…またですか。完璧な指示が、なぜ。完璧な私が、なぜ。完璧なタクシーに、なぜ。こんな完璧な不協和音が…」
B
〇〇ちゃん、顔が真っ青よ。
B
無理しなくていいのよ。
B
間違ってますよって言えばいいのよ。
A
そんな!
A
私の完璧な指示を、運転手さんが間違えたと、完璧な論理で指摘するなんて…それは、私の完璧な指示に、運転手さんが従わなかったという、完璧な事実の突きつけ…
B
もう、面倒なこと言わないで!
A
いや、これは完璧なボケなんですよ。
A
この道、私にとっては最短ルートなんですけどね、運転手さんにとっては回り道なんですかね、人生の回り道ってやつですか?
A
ハハハ!
_(:3 」∠)_(ズコーッ!)(Aがボケて舞台で転びそうになる)
B( ≡ ゚Д゚)<食い気味に!バシィッ!!(ドツく音)「危ない!〇〇ちゃん!転びそうじゃない!ほら、クッション!」(クッションをAの尻の下に差し出す)
A
あ、ありがとうございます…って、私のボケを完璧に邪魔するなんて…
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
A
今のボケ、人生の真理を突いた完璧なボケだったよな?
A
な?
A
面白かったよな?
A
な?
バシィッ!!(ドツく音)(客席に降りようとするAの肩をBが掴む)
B
危ないわよ!
B
お客さんに迷惑かけちゃダメでしょ!
B
ほら、元の場所に戻って!
A
しかし、この道、どこへ向かっているんですか。
A
私の目的地は、この完璧な地図によれば、もうすぐそこのはずなのに…
B
あら、この景色、見たことあるわね。
B
〇〇ちゃん、これ、さっき通った道じゃない?
A《《 謎の感動 》》「…さっき…通った…道?完璧なはずの私の指示が、なぜ、ループを…?これは、完璧なデジャヴュ…いや、完璧な酩酊状態…?」
B
完全に道を間違えてるじゃないの!
B
もう、タクシーの運転手さんに言わなきゃ!
A
待ってください!
A
私の完璧な指示のせいで、運転手さんが完璧に混乱しているのかもしれない。
A
私が完璧に『間違ってます』と言うことで、運転手さんの完璧なプライドを傷つけるかもしれない。
A
それは、完璧な暴力…
B
あなたの完璧な屁理屈聞いてる方が暴力よ!
A
いや、これは完璧なボケなんです。
A
完璧なタクシーの運転手さんが、完璧に間違った道を行く…これぞ、完璧なタンスの角に小指コメディ!
A
ハハハ!
_(:3 」∠)_(ズコーッ!)(また転びそうになる)
B( ≡ ゚Д゚)<食い気味に!バシィッ!!(ドツく音)「危ない!また転びそうじゃない!もう、ほら、クッションよ!」(クッションを差し出す)
A
またですか…私のボケは完璧に転んでくれるはずなのに…
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
A
今の、完璧に面白かったよな?
A
な?
A
オチがないのが完璧なんだよ!
A
な?
バシィッ!!(ドツく音)(客席に降りようとするAをBが引き戻す)
B
もう、いい加減にしなさい!
B
降りちゃダメ!
A
結局、私たちはどこへ向かっているんでしょうか。
A
完璧な目的地は、遥か彼方…
B
もういいわ!
B
ここで降ろしてください!
タクシーが路肩に止まるような演出
A
あ、ありがとうございました。
A
完璧な遠回りでした。
A
完璧に…
B
ありがとうございました!
A
いや、完璧に面白かったよな?
A
な?
A
遠回りコメディ!
A
な?
゚ρ゚ )(思考停止
꒪Д꒪)(白目
B
もう、あなたはしばらく運転禁止よ!
A
ありがとうございましたー!
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