漫才
駐車場のはみ出し車と熱血指導
2025.12.24
閲覧数: 1,523
【コント漫才】
A
ドタドタ玄関
「ピンポーン!あ、どうも、お邪魔します!ドタドタしてるのが私達!」
A
ピンポーン!
A
あ、どうも、お邪魔します!
A
ドタドタしてるのが私達!
B
どうもー!
B
ドタドタ玄関です!
A
いやー、B、聞いてくれよ今日のこと!
B
なんですか、Aさん。
B
また何か熱い話ですか?
A
熱いなんてもんじゃない!
A
心が燃え盛るような、ある意味、怒りに近い感情がな!
B
ひぃっ!
B
( ˙-˙ ) …間… ちょっと待ってください、Aさん。
B
その『怒り』って単語、発声練習の時以外で聞くと、ちょっとビビりますって。
A
なんや、B!
A
お前、声が小さい!
A
腹から声出せ!
B
え、今ですか?!
A
よし、いくぞ!
A
あー!
B
あー!
A
もっとだ!
A
腹を締めろ!
A
いくぞ!
Aバシィッ!!(ドツく音)「おりゃあ!」
B
ぐえっ!
B
ひぃぃっ!!
B
_(:3 」∠)_(ズコーッ!)
A
よっしゃ、ええ声出たな!
A
よし、本題に戻るぞ!
A
駐車場での出来事や。
A
隣の車がな、もうありえへんくらい、枠をはみ出しとるんや。
B
あー、ありますね、そういう車。
B
ちょっとぐらいならまだしも、極端なやつ。
A
それがな、もう枠なんて飾りか!
A
ってくらいはみ出してて、俺の車、ドア開けられへんやんか!
B
それは困りますね。
B
そんで、乗客が待ってるって話でしたっけ?
A
そう!
A
助手席に女の人が一人、座って待ってるんや!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く! なんやあれは!
B
え、乗客が?
B
運転手はどこ行ったんですか?
A
それがな、運転手はどっか行ったきり、帰ってけえへんのや。
B
( ˙-˙ ) …間… え、じゃあ、その女性はずっと車内で待ってるってことですか?
B
運転手もいないのに、そんなにはみ出した状態で?
A
せや!
A
まるで巨大なオブジェか何かのように、堂々と枠を侵食しとる!
B
《《 謎の感動 》》 侵食…!
B
なんか、ゴジラとかの映画みたいですね…!
A
お前、語彙が弱い!
A
もっとこう、破壊的な何か!
A
バシィッ!!(ドツく音)
B
ひぃっ!
B
_(:3 」∠)_(ズコーッ!) ぐえっ!
A
よし、ええ声出たな。
A
破壊的な何か!
A
そう、まるで…まるで、枠というなんかモヤっとしたものを嘲笑うかのような…
B
嘲笑う…!
A
そう!
A
その車は、まるで『枠なんて、ただの線じゃん?
A
』って、世間を挑発してるんや!
B
挑発!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く! いや、それ、運転手の性格が車に出てるだけじゃないですか?!
A
そうかもしれんな。
A
しかし、その乗客の女性、どういう心境で待っとるんやろな?
B
そりゃあ、早く動いてほしい、とかじゃないですか?
A
いや、それがな。
A
俺がジロジロ見てるのに、ピクリとも動かへんのや。
A
まるで、その状況が当たり前みたいに…
B
( ꒪Д꒪)(白目) 無の境地…
A
無の境地、やと?
A
そんなわけあるか!
A
バシィッ!!(ドツく音)
B
ひぃっ!
B
_(:3 」∠)_(ズコーッ!)
A
おい、今のパンチは、お前の発想の貧困さに向けたパンチや!
B
ひどい!
B
( ¬_¬)(ゴミを見る目)
A
そこで俺はな、考えたわけや。
A
この状況をどう打開するかと。
B
おお、Aさんが考えた打開策、気になりますね。
A
まず、俺はな、その車に向かって、深呼吸をした。
A
そして、大きく、大きな声で叫んだんや!
B
叫んだ?!
B
何を叫んだんですか?!
A
『おい!
A
そこの車!
A
お前は枠をはみ出しすぎや!
A
もっと枠を意識しろ!
A
枠はな、お前を守るもんやない!
A
皆で使うもんや!
A
公共の場ではな、協調性が大事なんや!
A
わかっとるか?!
A
』
B
( ˙-˙ ) …間… ( ・_・) (・_・ ) …時が止まる… え、それ、車に向かって言ったんですか?
B
乗客の女性もいるのに?
A
せや!
A
まさに熱血指導!
A
俺はコーチやからな!
B
( ゚ρ゚ )(思考停止) いや、それ、ただの不審者ですよ…
A
不審者?
A
何を言うとるんや!
A
これは、公共の秩序を守るための、正義の叫びや!
B
正義の叫び…
A
そしたらな、その乗客の女性、なんや知らんけど、俺の熱弁を聞きながら、ゆっくりと…( ◠‿◠ )(笑顔で圧) 薄ら笑いを浮かべたんや。
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く! 薄ら笑い?!
B
ひぃっ!
B
それは一番怖いパターンじゃないですか!
A
そうや!
A
俺もゾッとしたわ!
A
まるで、『ああ、また変なのが湧いてきたわ』って言わんばかりの表情でな!
B
彡 サッ(無視) 寒気が…!
B
その状況で、Aさんはどうしたんですか?
A
どうしたもこうしたも、俺はさらに熱が入ってもうてな!
A
『おい、そこの薄ら笑いの君!
A
君も同罪や!
A
この状況を放置するなんて、教育的指導が必要やな!
A
』ってな!
B
( ゚ρ゚ )(思考停止) いや、もうやめてくださいって!
B
それは完全に絡んでるだけですよ!
A
絡んでるやと?!
A
これは愛情のある指導や!
A
お前もわかってないな!
A
声が小さい!
A
腹から出せ!
B
え、またですか?!
Aバシィッ!!(ドツく音)「おりゃあ!」
B
ぐえっ!
B
ひぃぃっ!!
B
_(:3 」∠)_(ズコーッ!)
A
よし!
A
ええ声や!
A
そうや、熱い気持ちをぶつけないと、相手には伝わらへんのや!
B
伝わらへん、どころか、通報されますって…
A
まあ、結局、運転手は全然帰ってこんかったけどな!
A
俺は駐車場を後にしたわ!
B
そりゃそうですよ!
B
むしろ、その女性が無事で良かったですよ…
A
なんや、お前、まだ声が小さい!
A
最後は腹から声出して終わるぞ!
B
えええ!?
A
いくぞ!
A
あー!
B
あー!
A
もっとだ!
A
最高の声で!
A
いくぞ!
Aバシィッ!!(ドツく音)「おりゃあああ!」
B
ひぃぃぃぃっ!!
B
_(:3 」∠)_(ズコーッ!)
A
ありがとうございました!
B
( ꒪Д꒪)(白目) ありがとうございました…
このネタは面白かったですか?
\ 友達にシェアして笑わせよう /