漫才
バスガイドが語る、深淵なる黒歴史ツアー
2026.01.02
閲覧数: 863
【コント漫才】
A
フラグメント・エコー
「闇に葬られし記憶の断片、今、こだまする…![TENSION:MAX] 我々の存在が、世界の真実を暴く鍵となる![VOICE:ECHO]」
A
闇に葬られし記憶の断片、今、こだまする…!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く! 我々の存在が、世界の真実を暴く鍵となる!
A
《《 謎の感動 》》
A
どうもー!
B
どうもー。
A
フラグメント・エコーです!
B
フラグメント・エコーです。
A
いやー、ほんま、最近観光バスのガイドの仕事もしてるんやけどな!
B
へー。
B
副業?
A
そうや!
A
それで今日、お前を連れて奈良を案内しようと思ってな!
B
なんで俺?
A
この奈良の地にはな…お前の『封印されし過去の痕跡』が、そこかしこに刻み込まれてるからや!
A
《《 謎の感動 》》
B
(スマホの画面をタップしながら)へー、ロマンチックやねぇ。
A
ロマンチックとちゃう!
A
黒歴史や!
A
バシィッ!!(ドツく音) 腹から声出せ!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く! ツッコミは魂で叫ぶんや!
A
声が小さい!
A
もう一回!
B
(ため息)…ロマンチックちゃうんか…。
A
よし!
A
じゃあ早速、出発や!
A
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に!
A
皆様、こちらをご覧下さい!
A
『排水溝のヌメリを覗く者の眼差し』…東大寺でございます!
A
( ˙-˙ ) …間… かつてこの場所で、一人の少年が禁断の儀式を行おうとしました…!
A
《《 謎の感動 》》
B
(スマホで動画を見ながら)へー、すごいねぇ。
A
お前や!
A
バシィッ!!(ドツく音) その少年はお前や!
A
( ¬_¬)(ゴミを見る目)
B
え?
B
俺?
A
そうやろ!
A
中二の時、大仏殿の裏で『我は闇の眷属!
A
今こそ真の力を解放せん!
A
』とか叫んで、両手広げてたやろ!
B
…あー、なんか、厨二病がピークやった頃かな。
B
友達がお守り代わりにくれた石を、『魔石』とか呼んでたわ。
A
魔石ちゃう!
A
ただの河原の石や!
A
バシィッ!!(ドツく音) しかもその時、通りかかった修学旅行の女子に『うわ、やばい人いるー』って言われて、彡 サッ(無視) 走って逃げたやろ!
A
それがお前の『漆黒の疾走』や!
B
(スマホを弄りながら)…へー。
B
知らんかった。
A
知っとるわ!
A
バシィッ!!(ドツく音) お前が転けて膝擦りむいたの、俺が絆創膏貼ったったやろ!
B
あ、そうやったっけ?
B
なんか、その時も『この傷は、闇との契約の証…』とか言ってた気がする。
A
言ってたわ!
A
( ꒪Д꒪)(白目) その中二病を早く成仏させろ!
A
( ゚ρ゚ )(思考停止)
A
さぁ、次に参りますは、『時空の狭間に消えゆく魂の安息地』…興福寺の五重塔でございます!
A
( ˙-˙ ) …間… この塔もまた、彼の『痛ましい過去の痕跡』が刻まれております…!
B
(スマホのゲームに集中)また俺の話?
A
そうや!
A
お前はこの塔を『自らの魂を封じ込める結界』と信じ…
B
あー、五重塔の前で、なんか『邪気が…!
B
』とか言って、急に走り出したやつね。
B
それで転んで、膝擦りむいたんやろ。
A
_(:3 」∠)_(ズコーッ!) その通り!
A
( ゚ρ゚ )(思考停止) しかし!
A
彼はその時、転んだ拍子に『禁断の書物』…じゃなくて、なんか変なポエムノート落としとったやろ!
B
あれ?
B
そうやったっけ?
B
( ◠‿◠ )(笑顔で圧)
A
( ¬_¬)(ゴミを見る目) 『排水溝のヌメリの闇に抱かれし我が魂、今、解放の刻…』とか書いてあったやろ!
A
あれ見た修学旅行の女子、どん引きやったぞ!
A
彡 サッ(無視)
B
…(スマホゲームに夢中)へー、すごいねぇ。
A
聞いてんのか!
A
バシィッ!!(ドツく音) 腹から声出せ!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B
(スマホ見ながら)うわ、ガチャでSSR出たわ。
B
やっぱ俺、ギックリ腰に選ばれし者やわ。
A
( ꒪Д꒪)(白目) その中二病、まだ治ってへんのか!
A
さぁ、皆様、次の『聖なる森に潜む禁忌の領域』へと参りましょう!
A
春日大社でございます!
A
( ˙-˙ ) …間… ここは、かつて『闇の眷属』と交信しようとした、あの痛々しい現場です!
B
(スマホでSNSをスクロールしながら)また俺やん。
A
そうや!
A
お前、中三の時、春日大社の灯籠に向かって『我が盟友よ、今こそ現れよ!
A
』とか叫んでたやろ!
B
あー、あれね。
B
なんか当時、厨二病雑誌の付録で付いてきた『魔術の書』に書いてあった呪文を試してたわ。
B
そしたら、鹿が寄ってきて、角でスマホの画面、ベタベタにされたんよね。
A
( ¬_¬)(ゴミを見る目) 鹿にまで見下されとるやないか!
A
彡 サッ(無視) それに、その時、境内で写生してたおばあちゃんに『元気のええ子やねぇ』って、頭撫でられたやろ!
A
お前の『闇の力』、おばあちゃんには通用せんかったな!
B
(スマホの画面を凝視)へー、そんなことあったっけ。
A
あったわ!
A
バシィッ!!(ドツく音) お前はいつもそうやって、都合の悪い記憶は『過去の幻影』として闇に葬り去ろうとする!
A
《《 謎の感動 》》 だがな!
A
それは間違いなくお前の黒歴史として、この奈良の地に刻まれているんや!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B
…(スマホでイヤホンを装着し始める)んー、なんか言ってる?
A
( ꒪Д꒪)(白目) イヤホンすなー!
A
( ゚ρ゚ )(思考停止) 腹から声出せ言うとるやろ!
A
お笑いはな、相方と魂のぶつかり合いなんや!
A
( ˙-˙ ) …間… 聞いてるかー!
A
もうええわ!
A
お前の黒歴史は、この奈良の地と共にもっと排水溝のヌメリに…《《 謎の感動 》》 永遠に語り継がれるべき『負の遺産』として…!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B
(スマホ見ながら)はいはい。
B
もう終わり?
B
疲れたわ。
B
ありがとうございましたー。
A
おい!
A
ちゃんと締めろ!
A
魂込めて感謝を伝えろ!
A
ありがとうございました!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B
(スマホ見ながら、棒読みで)…ありがとうございましたー。
A
( ꒪Д꒪)(白目) なんでお前だけ声小さいねん!
A
バシィッ!!(ドツく音)
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