漫才
王女様のポイントカード
2026.01.08
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【コント漫才】
A
プルプルゼリー
A
甘くてとろける夢心地!でも現実は、ちょっと硬め!」「ふむ、興味深い硬度ですね」
A
甘くてとろける夢心地!
A
でも現実は、ちょっと硬め!
B
ふむ、興味深い硬度ですね
A&B「どうもー!プルプルゼリーです!」
舞台はコンビニのレジ前。Aはカゴに満載の商品を抱え、キラキラした目でレジに立つ。店員は舞台には見えないが、Aの言動によって存在が示唆される。Bは少し離れた場所で、メモ帳とペンを構えている
A
まあ!
A
この庶民的な空間にも、わたくしの輝きが満ちていくわ!
A
執事、早く会計を済ませてちょうだい!
B
(メモを取りながら)対象Aの空間認識能力は、自己中心的な世界観に強く依存。
B
現実世界との乖離が顕著に。
B
興味深いサンプルだ。
A
なんですって?
A
店員が何か尋ねているようだけど、わたくしには聞こえないわ。
A
この耳は、民の嘆きではなく、祝福の歌声しか受け付けないの!
店員がポイントカードの有無を尋ねている様子
A
ポイントカード、ですって?
A
ふふふ、わたくしは前世でプリンセス。
A
この手には、王家の紋章が刻まれた宝物しか持たないわ。
B
(メモ)刺激:『ポイントカード』。
A
『王家の紋章』。
B
予測通り、直接的な関連性を示唆する単語は認識されない。
B
代わりに、自己の脳内設定に合致するなんかモヤっとしたものが引き出される。
A
ああ、でも、せっかくだから見せてあげてもよくってよ?
A
これを見て、貴方も少しは夢を見なさい!
Aは胸元から、なぜか輝くビー玉を取り出す。店員が困惑している様子が伝わる
A
どう?
A
この七色の輝き!
A
我が国の至宝よ!
A
これがあれば、どんな困難も乗り越えられる。
A
…え?
A
ポイントにはならない?
A
あら、残念ね。
A
この輝きがわからないなんて、貴方はまだ未熟だわ。
꒪Д꒪)(白目
B
(メモ)店員の顔面硬直、瞳孔散大。
B
精神的負荷が閾値を超えつつある。
B
これは絶望の一歩手前か。
B
貴重な観察対象だ。
A
まったく、店員さんたら、もう少し想像力というものがないのかしら。
A
これだから庶民は…
店員が再度、別の言い方でポイントカードを促している様子
A
しつこいわね!
A
わたくしは今、借金取りから逃げている最中で、そんな瑣末なことに構っている暇はないの!
A
早く、この身の潔白を証明できるものを出しなさい、執事!
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B
(メモ)状況の変化:『借金取り』のなんかモヤっとしたものが突如導入。
B
逃避行動の一環と推測される。
B
この状況下で、店員がどのような反応を示すか。
B
期待が高まる。
A
さあ、早く!
A
この輝かしいプリンセスの危機を救うのが、貴方の使命でしょうが!
AはBの肩を軽く叩く
バシィッ!!(ドツく音)
B
(動じることなく)はい、プリンセス。
B
しかし、この場においては、まず現状の課題解決を優先すべきかと。
B
例えば、貴方様が普段お持ちの…
A
あら、何を言っているの?
A
わたくしが持つもの全てが宝物よ!
A
…あっ!
A
そうだわ!
A
これならどうかしら!
Aは突然、バッグから古びた手帳を取り出す。表紙には『プリンセス日記』と書かれている
A
この『プリンセス日記』!
A
わたくしの高貴な血筋と、輝かしい功績が記されているわ!
A
これこそ、全てのポイントを凌駕する価値があるのよ!
B
(目を輝かせてメモ)対象Aの最終提示物:『プリンセス日記』。
B
内部に記された情報が、如何なる『ポイント』として機能すると捉えられているのか。
B
これは…解剖する価値がある。
店員がもう何も言えなくなり、ただうつむいている様子
A
あら、何を黙っているの?
A
感動しすぎて言葉も出ないのかしら。
A
ふふふ、無理もないわね。
A
わたくしの輝きは、時として人の心を打ち砕くから。
( ˙-˙ ) …間…
꒪Д꒪)(白目
゚ρ゚ )(思考停止
¬_¬)(ゴミを見る目
彡 サッ(無視)
B
(メモ)店員の精神状態は、完全に無の領域へ到達。
B
これは一種の涅槃か、それとも深い絶望か。
B
興味深い。
B
この状態の脳波を測定したい。
A
ほら、執事、早くこの商品を!
A
わたくし、急いで借金取りから逃げないと、お城が差し押さえられちゃう!
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に!
B
はい、プリンセス。
B
しかし、この商品のバーコードは…
A
細かいことはいいの!
A
さあ、早く!
店員が、もう諦めたように無言で会計を済ませている様子
A
ふふふ、やはりわたくしのオーラには逆らえないのね。
A
さあ、行くわよ、執事!
Aは満足げに商品を受け取り、高らかに笑いながら去っていく。Bはまだメモを取り続けている
B
(メモの最後に書き込みながら)…結論、コンビニ店員の精神は、未だ未解明の生態系を形成する宝くじ(ハズレ)を秘めている。
B
更なる観察が必要だ。
店員の声が、か細く聞こえる
A
…ありがとうございましたー…」《《 謎の感動 》》
_(:3 」∠)_(ズコーッ!)
Bがメモ帳を閉じ、ゆっくりとAの後を追う
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