漫才
沈黙の美術館と虚無の魂
2025.12.22
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【コント漫才】
A
怠惰の淵
A
(Bに持ち上げられながら、目を閉じ)この世の全ては、既に……」B「(Aの言葉を引き継ぐように)怠惰の淵に沈んでるんや。どうもー! 怠惰の淵です!」
A
(Bに持ち上げられながら、目を閉じ)この世の全ては、既に……
B
(Aの言葉を引き継ぐように)怠惰の淵に沈んでるんや。
B
どうもー!
B
怠惰の淵です!
B
さ、A、着いたで。
B
念願の……
B
『沈黙のパチンコ屋』や。
A
(Bに体を揺らされ)……
A
うぅ、眩しい。
A
この世の光は、俺の魂を灼き尽くす……
B
はいはい、中二病発動すな。
B
受付やで、A。
A
俺は、動かない。
A
この場所で、永遠の静寂を享受する……
B
(Aを抱え上げて、受付の前に立つ)すんませーん、二人です。
B
ようこそ、沈黙のパチンコ屋へ。当館は、魂の静寂を求める者のための聖域。鑑賞マナーは、精神の規律として厳守せよ!」( # ゚Д゚)<!語気荒く!
A
(Bに腕を動かされ、だるそうに手を振る)ヘイ、受付のお姉さん、元気?
B
第一条! 無駄な私語は一切禁ずる! 発声は、魂の雄叫び、もしくは断末魔のみを許す!」《《 謎の感動 》》
B
第二条! 展示物への接触は、即ち魂の冒涜! 己の精神で作品と対峙せよ!
A
(Bに動かされ、展示物に向かって指をさす)あれ、触りたい。
B
第三条! 撮影は厳禁! 瞳に焼き付けろ! 記憶せよ! 己の脳裏に永遠の刻印を刻め!
A
(Bにスマホを持たされ、シャッターを切るフリ)カシャ。
B
第四条! 館内での飲食は、魂の腐敗を招く! 飢えと渇きを乗り越え、精神を研ぎ澄ませ!
A
(Bに口に何か運ばされるフリ)モグモグ。
A
モグモグ……
B
貴様! 何故、規律を乱す!? 魂の試練から逃げ出すのか!?」( ¬_¬)(ゴミを見る目)
A
(Bに操られ、困ったような顔)……
A
だって、退屈なんだもん。
B
(受付のフリをやめ、優しい口調に戻る)A、なんでそんな嘘つくん? 退屈なわけないやろ? 実は、このパチンコ屋の厳しさに、自分の心の奥底にある寂しさを見透かされたような気がして、怖くなったんか?」( ˙-˙ ) …間…
A
(Bに操られ、目が潤む)……っ、そうだよ、B。俺は……俺は、ずっと、この世界で……一人だったんだ……」( ゚ρ゚ )(思考停止)
B
(Aの頭を撫でるように)そうか、そうやったんやな。
B
無理せんでええんやで。
B
俺はいつもAの傍におるからな。
A
(Bに操られ、大粒の涙を流す)うわああああん! Bぃぃぃ!」_(:3 」∠)_(ズコーッ!)
B
(Aを抱きしめる)よしよし。
B
泣きたい時は、思いっきり泣けばええ。
B
魂の浄化や。
B
何っ! 館内での号泣は、他の鑑賞者の精神統一を妨げる! 静粛にせよ!」( # ゚Д゚)<!語気荒く!
A
(泣き止もうとするが、Bに操られ、さらに泣き出す)うぅ……
A
でも……
B
問答無用! 貴様は、この聖域を穢す存在! 即刻、退去せよ!」《《 謎の感動 》》
B
大丈夫、A。大丈夫やからな。この受付さんも、本当はAの心の叫びを理解しようとしてくれてるんや。ただ、表現が不器用なだけなんやで。」( ◠‿◠ )(笑顔で圧)
A
(Bに操られ、泣きながら)……
A
そうなの?
A
俺、また、誤解しちゃったのかな……
B
(Aの涙を拭うフリ)うん。
B
Aは優しいから、つい深読みしちゃうんやな。
B
貴様! 戯言を並べるな! 貴様の魂は、闇に堕ちるギックリ腰!」( ¬_¬)(ゴミを見る目)
A
(Bに操られ、再び泣き出す)うわあああああああ!
B
(Aを抱きしめ、客席に向かって深々と頭を下げながら)皆様、申し訳ございません。
B
魂のデトックス中につき、少々お見苦しい場面を……
B
(Aを抱きかかえながら)A、もう大丈夫やで。
B
パチンコ屋、楽しかったやろ?
A
(Bに操られ、弱々しく)うん……
A
Bが、いてくれて、良かった……
B
せやろ?
B
俺はAの光やからな。
B
って、もうこんな時間か。
A
(Bに操られ、客席に向かって)……
A
ふふっ、この闇に囚われた魂に、一筋の光が……
B
はい、お疲れ様でした!
B
ありがとうございました!
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