漫才
側溝に落ちたアストラル・ドロップ
2025.12.30
閲覧数: 962
【しゃべくり漫才】
A
アストラル・ドロップ
A
「…この世の理、全ては儚い流れ星…」[FACE:DEAD]
B
「え、ちょっと待って!いきなり宇宙規模の虚無をぶちまけんといてください!ひぃっ!」[PAUSE:LONG]
A
どうもー!
A
アストラル・ドロップです!
A
」
A
ありがとうございますー!
B
」( ◠‿◠ )(笑顔で圧)「いや、ホンマに何なんですか、さっきの掴み方!
B
お客さん引いてましたよ、ひぃっ!
B
」
A
…疲れた…」《《 謎の感動 》》
A
いや、まだ始まったばっかりでしょ!
B
いつものことやけど、今日は一段と覇気がないですね。
B
なんかあったんですか?
B
」
A
…うん…」( ˙-˙ ) …間…「…落とした…」
A
え?
B
何を?
B
」
A
…自由への切符…」
A
はぁ!?
B
何ですかそれ!?
B
」( # ゚Д゚)<!語気荒く!
A
…ワイヤレスイヤホン、片方…」( ¬_¬)(ゴミを見る目)
A
あー!
B
なるほど。
B
てっきり精神的な何かを落としたんかと!
B
いや、それも大事なもんですけどね!
B
どこに落としたんですか?
B
」
A
…あそこ…」
A
あそこって…」
A
…側溝!?
B
」( ˙-˙ ) …間…「うわ、マジですか!?
B
」
A
…うん…」( ꒪Д꒪)(白目)
A
ホンマや!
B
見えとるわ!
B
なんか、虚ろな顔してずっと覗き込んどる思ったら、そういうことだったんじゃねぇか!
B
( ¬_¬)(ゴミを見る目)何でそんなとこに落とすんすか!
B
」
A
…だって、急に…ポロって…」《《 謎の感動 》》
A
ポロってじゃねぇよ!
B
どんだけ無防備なんすか!
B
それで、どうするんですか?
B
取れないでしょ、これ」
A
…もういい…」( ゚ρ゚ )(思考停止)「…帰りたい…」
A
諦めんのが早すぎるでしょ!
B
まだ見えてるんだから、なんとかなるかもしれん!
B
」
A
…無理…」( ˙-˙ ) …間…「…あの子はもう、僕の手には届かない場所へ旅立ってしまったんだ…」
A
あの子って!
B
イヤホンですよ!
B
擬人化すな!
B
なんか棒とかでツンツンしてみたらどうです?
B
」
A
…無駄だ…」彡 サッ(無視)「…あの子はもう、僕の音楽を聴くことはない…」
A
いや、イヤホンは音楽を再生する道具であって、聴くもんじゃねぇから!
B
それに、もう片方あるんだから、そっちは聴けるでしょ!
B
」
A
…でも、片方じゃ寂しいやん…」《《 謎の感動 》》
A
いや、それはそうかもしれんけど!
B
いや、その悲しみに浸るのは分かるけど、ちょっと落ち着いてくださいよ!
B
このままじゃライブ終わったら、本当に側溝覗き込んだまま動かなくなっちゃいますよ!
B
ひぃっ!
B
」
A
…ひんやりしてる…」
A
え?
B
」
A
…側溝の底、なんか、僕の心みたいにひんやりしてる…」( ꒪Д꒪)(白目)
A
なんやそのポエム!
B
いや、そんなこと言ってる場合じゃないでしょうが!
B
マジでどうするんですか!?
B
」
A
…もういい…」( ˙-˙ ) …間…「…僕はもう、片耳で生きていく…」
A
いや、その覚悟、重すぎますって!
B
片耳で生きていくって、なんかハンデ背負った主人公みたいになっとるけど、ただイヤホンを落としただけだから!
B
買い直せばいい話だから!
B
」
A
…でも、この子とは、たくさんの思い出があったんだ…」
A
いや、たかがワイヤレスイヤホン一個にどれだけのドラマ背負わせとるんですか!?
B
」( # ゚Д゚)<!語気荒く!「まさか、そのイヤホン、特別なやつだったとか?
B
」
A
…うん…」《《 謎の感動 》》「…猫の毛がついてた…」
A
猫の毛!?
B
それ、ただ家で使ってただけやないですか!
B
むしろ汚いだけやないですか!
B
ひぃっ!
B
もうええわ!
B
そんなこと言ってる間に、誰かに持ってかれるか、流れちゃうかもしれんよ!
B
」
A
…それでもいい…」( ゚ρ゚ )(思考停止)「…僕の愛したアストラル・ドロップ…」
A
なんで急にコンビ名で呼び捨てにしとるんですか!
B
いや、もう本当に諦めとるじゃないですか!
B
これ、家帰ったら、絶対猫に愚痴言いますよね?
B
」
A
…うん…」
A
ひぃっ!
B
やっぱりそうじゃ!
B
もうええわ!
B
僕が棒探してくるから、それまで大人しくしとってください!
B
」バシィッ!!(ドツく音)
A
…猫…」( ˙-˙ ) …間…「…帰りたい…」
A
ありがとうございましたー!
B
」
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