漫才
フリマの呪物と哲学:弘法にも筆の誤爆
2025.12.15
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【しゃべくり漫才】
A
弘法にも筆の誤爆
「どうもー!誤爆上等!人生は一期一会、いや、一期一誤爆![TENSION:MAX]…私達の表現は、時に混沌を招きます。しかし、その先にこそ、真の芸術が…あー長えな![SPEED:LIGHT] どうもー!弘法にも筆の誤爆です!」
A
どうもー!
A
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に! 誤爆上等!
A
人生は一期一会、いや、一期一誤爆!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B
…私達の表現は、時に混沌を招きます。
B
しかし、その先にこそ、真の芸術が…
A
あー長えな!
A
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に! どうもー!
A
弘法にも筆の誤爆です!
A
いやー最近フリマやったんですけどね、あれ面白いっすね!
A
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に! なんかもう色んなもん売れっからさ、うちにあった使わなくなったあの古いやつとか、ちょっと埃かぶってるやつとか全部出して売ったらさ、意外と高値で売れてびっくりしたんだけど!
B
( ˙-˙ ) …間……A、君の口から出る言葉は、いつもそう、まるで荒れ果てた大地を転がる石ころのようだね。
B
もう少し、言葉に輝きを持たせることはできないのかい?
A
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に! いや石ころでいいんですよ!
A
だってフリマですよフリマ!
A
フリマってそういうもんでしょ?
A
なんかこう、ゴミとまでは言わないけど、ちょっといらないものをね、有効活用する場じゃないですか!
A
で、ちゃんと書いたんですよ、僕、『ノークレーム・ノーリターン』って!
B
( ◠‿◠ )(笑顔で圧)…ほう、『ノークレーム・ノーリターン』。
B
まるで、永遠の約束を交わすかのような、崇高な響きだね。
B
それは、買い手と売り手の間に存在する、見えない信頼という名の架け橋さ。
A
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に! いや、全然崇高じゃないですよ!
A
ただトラブル避けたかっただけですよ!
A
なのにですよ、売った瞬間にクレームですよクレーム!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く! なんかもう『これ写真と全然違うじゃないですか!
A
』とか『こんなん使えないですよ!
A
』とか『どこが美品なんですか!
A
』とかね!
A
もう怒涛の勢いでメッセージ来てさ!
A
《《 謎の感動 》》
B
( ꒪Д꒪)(白目)…ああ、また君は、その矮小な現実を私に突きつけるのかい?
B
『写真と違う』?
B
『使えない』?
B
そんなものは、この広大な宇宙の塵芥に過ぎない。
B
君が売ったものには、きっと、出品した君自身の魂が宿っていたはずだ。
B
その魂を理解せず、表面的な欠陥を指摘する者こそ、真の愚か者だよ。
A
いや魂宿ってねえし!
A
( ¬_¬)(ゴミを見る目) いやなんか売ったのがさ、あの、昔使ってた謎の置物なんですけどね、なんかこう、妙に目がギョロっとしてて、ちょっとこう、全体的にカビ生えちゃってるみたいなやつで!
A
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に! で、写真ではちゃんと加工したんですけどね!
A
まさかまさか実物見たら『これ呪物じゃないですか!
A
』とか言われちゃってさ!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B
彡 サッ(無視)…呪物、か。
B
それは、なんとロマンチックな響きだろう。
B
古の魂が宿りし品。
B
それを手にした者は、きっと、時間と空間を超えた物語の扉を開くことができるはずだ。
B
君はそのチャンスを、たった一回のクレームで手放してしまったのかい?
B
愚かな…実に愚かな行いだ。
B
私なら、その品に、壮大なバックグラウンドストーリーを付加し、神秘的なオーラを纏わせて、高値で売りつける。
B
そして、買い手には、その品が持つギックリ腰を背負わせるんだ。
B
そう、まるで、星の巡りのように…
A
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に! いや高値で売りつけるって言ってること僕と一緒じゃないですか!
A
てか僕、その呪物の横に『これ持ってるだけで金運爆上げ!
A
』って書いといたんですよ!
A
なのにクレームですよ!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!『全然金運上がらないどころか、財布なくしました!
A
』って!
A
《《 謎の感動 》》
B
( ゚ρ゚ )(思考停止)…フッ、金運…そんな、この世の儚い欲望に囚われているとは。
B
真の富とは、心の豊かさ、精神の充足だ。
B
財布をなくした?
B
それはきっと、新たな財を築くための、宇宙からのメッセージだったのだよ。
B
君はそれを、クレームなどという些細な現実で、遮断してしまった。
B
ああ、もったいない。
B
まるで、満月の夜に、雲が覆いかぶさるかのような…
A
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に! なんなんですかその例え!
A
もういい加減にしてくださいよ!
A
僕が言いたいのはね、ノークレームノーリターンって書いてんのにクレーム来るのはおかしいだろって話なんですよ!
A
ねえ、どう思います?
A
これ!
B
( ˙-˙ ) …間……そうか、君はまだ、その程度の次元で物事を捉えているのかい。
B
ノークレーム・ノーリターンとは、宇宙の摂理、ギックリ腰の輪廻を意味する。
B
一度手放したものは、二度と君の手には戻らない。
B
そして、一度手にしたものは、その者のギックリ腰を変える。
B
クレームとは、そのギックリ腰の歯車が軋む音。
B
それすらも、受け入れるのが、真の大人というものだ。
A
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に! いや、ただの取引トラブルですから!
A
そんな大層なもんじゃないですよ!
A
てかそろそろ時間じゃないですかね!
A
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に!
B
( ◠‿◠ )(笑顔で圧)…フッ、君には、この排水溝のヌメリなる便所の落書きは理解できないだろうね。
B
残念だよ。
B
だが、いつか君も、賞味期限切れの卵に辿り着くことを、私は願っているよ。
A
いや便所の落書きじゃなくて漫才ですから!
A
もういいです!
A
ありがとうございました!
B
ありがとうございました。
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