漫才
無限ポイント、ゼロメンタル
2025.12.20
閲覧数: 1,749
【コント漫才】
A
∞の社畜
「無限のタスク、無限の絶望!今日も社畜は、今日も社畜は…!」
A
無限のタスク、無限の絶望!
B
今日も社畜は、今日も社畜は…!
A&B「どうもー!∞の社畜です!」
B
はぁ~、ホンマに疲れるわ…このコンビニバイトも、もう何年目やろ…( ꒪Д꒪)(白目)
A
お前、まだそんなこと言っとるのか。
A
わしらの時代はな、朝から晩まで土方で汗水流して、それでも文句一つ言わなかったもんじゃ。
B
はいはい、出た出た『わしらの時代は』。
B
あんたの時代、今令和ですよ。
B
ていうか、あんた客やろ?
B
なんで店員のフリしてんねん。
B
しかも杖持っとるし。
A
わしはな、この現代近所の噂話を観察するために、わざわざ客として潜入しておるんじゃ。
A
お前のような若いもんが、いかに効率の悪い働き方をしておるか、見とるんじゃよ。
B
効率の悪い働き方って…あんた、コンビニでポイントカード出さんと会計済ます客のこと言ってるんちゃいますの?
B
( ¬_¬)(ゴミを見る目)
A
む?
A
何のことか分からんな。
B
いや、あんたのことや!
B
あんたが毎回毎回、会計の終わりに『あ、ポイントカード…』って言うて、レジを止めとるんやろがい!
B
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に!
A
なにを!
A
わしはそんなことはせん!
B
するわ!
B
なんならこの前、あんたが『ポイントカードお持ちですか?
B
』って聞いたら、『あー、あるよ、あるある。
B
財布の奥底にあるわ。
B
ちょっと待ってくれ、この小銭入れのさらに奥の、免許証の後ろの、健康保険証の下の…』って、どんだけ探すねん!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く! 挙げ句の果てに『あ、今日はええわ』って、なんやねんその茶番!
B
あれで僕のメンタルポイントが30削られたんやぞ!
B
( ゚ρ゚ )(思考停止)
A
はっはっは!
A
そんなことでメンタルが削れるとは、軟弱な。
A
わしらの時代はな、ポイントカードなんて無かったんじゃ。
A
現金一択。
A
それで十分じゃったわい。
B
だから今、令和や言うてるやろ!
B
バシィッ!!(ドツく音)…って、なんで杖で頭叩こうとすんねん!
B
昭和の亡霊が!
B
( ˙-˙ ) …間…
A
令和じゃと?
A
やかましいわい!
A
この杖はな、わしがポイントカードの無かった時代を生き抜いてきた証じゃ!
A
ポイントカードなどというまやかしに踊らされるな、愚か者め!
B
まやかしとちゃいまっせ!
B
あれは企業と顧客を結ぶ、信頼の絆であり、二日酔いの明日への投資であり、そして何より、僕らレジ係の業務効率を左右する、生死に関わる重要事項なんですよ!
B
( ꒪Д꒪)(白目)
B
ええか、よう聞けよ!
B
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に! 僕らはな、毎日何百人ものお客さんを相手にしてるんや!
B
その中で『ポイントカードお持ちですか?
B
』『あっ、ごめんなさい、持ってないです』『かしこまりました!
B
』ってスムーズに進むお客さんがおる一方で、あんたみたいに『あー、あるけど、どこやったかなぁ…』って財布を引っ掻き回し始めるお客さんがおる!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く! その時間、たった数秒やと思うやろ?
B
違うんや!
B
あれはレジの列を無限に伸ばし、僕らの休憩時間を無限に削り、そして何より、僕らの精神を無限に消耗させる、地獄へのカウントダウンなんや!
B
《《 謎の感動 》》
A
大げさな。
A
たかが数秒で大袈裟じゃのう。
B
大げさちゃうわ!
B
あの数秒が積み重なって、僕らは一日中、ポイントカードの有無を問い続けるロボットになるんや!
B
( ◠‿◠ )(笑顔で圧)『ポイントカードお持ちですか?
B
』『ポイントカードお持ちですか?
B
』『ポイントカードお持ちですか?
B
』彡 サッ(無視) もう夢にまで出てくるわ!
B
_(:3 」∠)_(ズコーッ!)
A
夢にまで出てくるか。
A
それはそれで面白いな。
B
面白ないわ!
B
ホンマにたまに、もういっそ『ポイントカードお持ちですか?
B
』って聞く前に、お客さんの顔見ただけで『あ、この人持ってへんな』って分かったらええのにって思うんや!
B
( ・_・) (・_・ ) …時が止まる… いや、ちゃうねん!
B
持ってへんのなら、最初から『持ってへん』って言うてくれればええねん!
B
( ¬_¬)(ゴミを見る目)
A
わしはな、客じゃぞ。
A
客の気分というものがあるんじゃ。
A
気まぐれに『今日はええか』となることもあるわい。
B
気まぐれで僕らの命削らんといてください!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く! あんたの『今日はええか』の一言で、僕らの『今日も一日頑張ろう』っていう気持ちが、あのポイントカードの磁気みたいに一瞬で読み取られて、そして一瞬で『無効』になるんや!
B
( ゚ρ゚ )(思考停止)
A
無効とは失礼な。
A
わしはな、このポイントカードという文化に一石を投じておるんじゃよ。
A
『本当に必要なのか?
A
』と。
A
わしらの時代はな、客と店員はもっと純粋な関係じゃったわい。
B
純粋って、あんたが財布の中ゴソゴソしてる間に、後ろのお客さんの視線が僕に突き刺さって、僕の背中が冷蔵庫の冷凍食品みたいにカチコチになるんやぞ!
B
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に! 純粋な殺意を向けられてる気分や!
B
( ¬_¬)(ゴミを見る目)
A
殺意とはまた大袈裟な。
A
わしはただ…
B
もうええわ!
B
バシィッ!!(ドツく音) あんたはもうええねん!
B
ポイントカードは、使うならサッと出して!
B
使わへんなら、聞かれる前に『持ってません!
B
』って元気よく言って!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く! それだけで僕らの社畜寿命が3日くらい伸びるんやから!
B
( ꒪Д꒪)(白目)
A
3日も伸びるのか。
A
それはすごいな。
A
では、わしがポイントカードを出さなければ、お前の寿命は縮むということか?
B
縮むどころか、もう今すぐにでもこのレジ台に突っ伏して、_(:3 」∠)_(ズコーッ!)『もう無理です…限界です…』って言いながら、この制服を脱ぎ捨てて、野生のコンビニ店員として山に帰りたいわ!
B
《《 謎の感動 》》 『お客様、ポイントカードは…持っていらっしゃいますか…?
B
』って、このセリフを言うたびに、僕の魂が抜け殻になっていくんや…( ゚ρ゚ )(思考停止)
A
山に帰ってどうするんじゃ。
A
ポイントカードの無かった時代に帰りたいのか?
B
いや、ただただ、レジに立つことなく、彡 サッ(無視) 誰にもポイントカードの有無を問われることなく、ただただ静かに草を食んで生きていきたいだけや!
B
( ˙-˙ ) …間…
A
ふむ、それはそれで、わしらの時代に近いものがあるな。
A
よかろう、お前がそこまで言うなら、わしも少しは考えてやろう。
A
だがな、わしは客じゃ。
A
客が一番偉いんじゃぞ。
B
( ◠‿◠ )(笑顔で圧) ありがとうございました…
B
ありがとうございました!
このネタは面白かったですか?
\ 友達にシェアして笑わせよう /