漫才
高級レストランのフォーク指導
2025.12.15
閲覧数: 1,287
【コント漫才】
A
ズンドコ
「あなたの心にズンドコ!今日も笑顔を届けます![SMILE:FAKE]
…届けられますように、と願っております。[FACE:DEAD]」
A
どうもー!
A
ズンドコです!
B
あなたの心にズンドコ!
B
今日も笑顔を届けます!
B
( ◠‿◠ )(笑顔で圧)
A
…届けられますように、と願っております。
A
( ꒪Д꒪)(白目)
B
さて、本日はですね、私、ウェイターの役をやらせていただきまして。
A
はい、コントですね。
B
テーマは『高級レストランのウェイターが、客のフォークの持ち方を厳格に指導する』です。
A
ずいぶんマニアックなテーマですね。
A
そんなこと、お客さんが気にするわけないじゃないですか。
B
いや、そこがボケなんだよ。
B
私が客役で、君がウェイターね。
A
はいはい、かしこまりました。
A
お客様、いらっしゃいませ。
A
本日は『グラン・キュイジーヌ・ド・マダム・香川』へようこそ。
B
ああ、どうも。
B
ええと、では、ミネラルウォーターを。
A
かしこまりました。…失礼ですが、お客様。」( ◠‿◠ )(笑顔で圧)
B
はい?
A
お客様の…そのお指。
A
フォークへの添え方が、いささか…粗野かと。
B
え、フォーク…ですか?
A
ええ。
A
人差し指が軸となり、親指と中指で軽く挟み込む。
A
この『三点支持』こそが、美意識の極みでございます。
B
いや、普通に持ってるつもりなんですけど。
B
何が粗野なんですか?
A
『普通』?
A
お客様、このグラン・キュイジーヌにおいて、『普通』というなんかモヤっとしたものは存在しません。
A
我々は常に最高の、そして唯一無二の美を追求しております。
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B
いや、レストランでそこまで追求しなくていいから。
A
お客様、そのフォークの角度は何度ですか?
A
まさか、45度以下などという、常軌を逸した角度で召し上がろうとされてはおりませんでしょうね?
B
いや、そんなの意識してませんよ。
B
測ってないし。
A
測ってない?
A
お客様、このグラン・キュイジーヌにおいて、角度は命。
A
フォークは『天秤座の剣』、食材は『乙女座の吐息』。
A
それを天秤座の剣で、乙女座の吐息を、雑にすくうと仰るのですか!
A
《《 謎の感動 》》
B
なんの話ですか!?
B
急に星占いが始まった!
B
フォークの持ち方と星占いに何の関連性があるんですか!
A
関連性?
A
お客様、美に論理など不要。
A
感じるもの、それこそが真実でございます。
B
ちょっと待ってください。
B
フォークの持ち方が料理の味に直接影響するという科学的根拠はどこにあるんですか?
B
むしろ、リラックスして食べる方が消化に良いという研究結果もありますよ。
B
図で示すなら、このフォークの角度は…
A
科学?
A
論理?
A
お客様、ここは胃袋を物理法則で満たす場所ではございません!
A
魂を、美意識で満たす場所でございます!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B
いやいや、前提が崩壊してますよ。
B
今のボケは、高級レストランの目的は『美意識の追求』であるという、客観的根拠のない主張に基づいています。
B
これは論理学でいうところの…
A
黙りなさい!
A
バシィッ!!(ドツく音)
B
痛っ!
B
軽く叩いたな!?
A
お客様、なぜ今、私の言葉を遮ったのですか?
A
その行為は、フォークの柄を、まるで棍棒のように握りしめ、獲物を狙う狩人の所作に他なりません!
B
棍棒!?
B
大げさだなぁ…
A
…(Bに笑顔で)お客様、失礼いたしました。
A
少し熱くなってしまいましたね。
A
しかし、これもお客様に最高の体験をしていただきたいが故。
A
ね?
A
( ◠‿◠ )(笑顔で圧)」(一瞬、Bに背を向け、マイクに入らない声で)「全く、こんな客の対応させられるなんて…死ね。
B
え?
B
今、何か言いました?
A
いいえ、何も。さて、ではフォークの角度について、もう一度。」( ◠‿◠ )(笑顔で圧)
A
お客様、フォークを口に運ぶ速度!
A
遅すぎます!
A
まるで、自らの罪を悔い改めるかのような、重々しい速度!
A
このフォークは『希望の槍』。
A
希望は、疾風のごとく!
A
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に!
B
疾風!?
B
希望の槍!?
B
もう何が何だか!
B
これはもはや食事ではなく、便所の落書きの領域ですよ!
A
そして、咀嚼音!お客様、まさか、音を立てていらっしゃいませんでしょうね?咀嚼音は、下品な獣の咆哮!私たちは、獣ではありません!人間です!文明人です!しかし、文明人たるもの、フォークの先端で奏でる『金属音のハーモニー』は許されます。お客様、この音を聴きなさい。」(Aがフォークを皿に軽く当てる)「カキン、と。」彡 サッ(無視)
B
風の音まで聞こえてきた…幻聴かな?
A
お客様、もう一度、そのフォークをお持ちください!
A
私が許すまで、決して口に入れてはなりません!
A
そのフォークは、お客様の人生そのもの!
A
そのフォークの持ち方一つで、お客様の人間性が、このテーブルの上に、露わになるのです!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B
フォークの持ち方で人生が露わになる!?
B
そんな論文、聞いたことありませんよ!
B
もし仮にそうなら、私の人生は今、『安定してフォークを持てている』という結論になります!
A
安定?
A
安定とは停滞!
A
停滞とは死!
A
死は…無!
A
お客様、あなたは今、ご自身の人生を無に帰そうとされているのですか!
A
《《 謎の感動 》》( ¬_¬)(ゴミを見る目)
B
そこまで言われる筋合いはない!
B
もういい!
B
もういいから!
B
フォークなんてどうでもいい!
B
俺はもう、手づかみで食う!
B
_(:3 」∠)_(ズコーッ!)
A
お客様!
A
手づかみとは何事ですか!
A
そのような野蛮な行為、この『グラン・キュイジーヌ・ド・マダム・香川』では、断じて許されません!
A
( ˙-˙ ) …間…
B
もう、疲れた…( ꒪Д꒪)(白目)
A
ありがとうございました!
B
ありがとうございました。
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