漫才
魂が導くデパートのエレベーター
2025.12.31
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【コント漫才】
A
フワフワ雲
「迷える魂に光を!あなたの運命をフワフワと導く、癒やしの漫才!」
どうもー!フワフワ雲です!
A
皆様、本日はご来店いただき、誠にありがとうございます。
A
私、このデパートのエレベーターガールを務めさせていただいております。
B
えらい丁寧やねぇ。
B
でも、エレベーターガール言うても、今はもうあんまり見かけへんから新鮮やわ。
A
左様でございます。
A
しかし、私どもは単なるフロア案内人ではございません。
A
お客様の魂の輝きを読み取り、最適な階層へと導く、いわば『魂の水先案内人』でございます。
B
魂の水先案内人!?
B
なんや急にスピリチュアルになってきたな!
A
さあ、お客様。
A
あなたの魂が、今、どの階層へと導かれようとしていますか?
A
お声をお聞かせください。
B
ええっと…魂の導き、か。
B
うーん…普通に、婦人服売り場に行こうかなって思っててんけど。
A
婦人服売り場…なるほど。
A
それは、お客様の過去世の記憶が、最高のドレスを求めている証でしょう。
A
あるいは、二日酔いの明日のパートナーとの出会いを予感しているのかもしれませんね。
B
過去世!?二日酔いの明日のパートナー!?いやいや、ただ嫁の誕生日プレゼント買いに来たんやけど!」バシィッ!!(ドツく音)
A
(進行表をチラ見しながら)Bさん、今、『過去世!?二日酔いの明日のパートナー!?いやいや、ただ嫁の誕生日プレゼント買いに来たんやけど!』とツッコミましたね。台本では、『嫁の好みとか全く関係ないやん!』とあったのですが。」( ꒪Д꒪)(白目)
B
あ、ごめんごめん!
B
ついアドリブで!
A
困ります。
A
これでは、私の4秒後の『それは、お客様の顕在意識の欺瞞です』というセリフが、うまく活かせません。
B
いや、そこまで綿密に計算されとったんか!
A
では、気を取り直して。
A
他にご興味のある階層はございますか?
A
例えば、レストラン街など。
B
レストラン街?
B
ああ、ランチでも食うか…
A
ランチ…それは表面上の欲求。
A
本当は、お客様のオーラが、このフロアの波動に共鳴しているのですよ。
A
特に、あのイタリアンレストランの、トマトソースパスタの精霊が、お客様を呼んでいます。
B
精霊!?
B
パスタに精霊おるんか!?
A
ええ、あのパスタは、過去に多くの人々の魂を癒やしてきた、特別な存在なのです。
A
一口食べるごとに、チャクラが活性化し、宇宙との繋がりを感じられるでしょう。
B
チャクラ…宇宙…(感化され始める)なんか、言われてみれば、お腹の中から温かい光が…
( ˙-˙ ) …間…
A
(ニヤリ)さあ、その光に従って…
B
お前…お前、最高だよ…!
B
(涙ぐむ) なんか、俺、今、とんでもない真理に触れた気がするわ…!
A
(進行表をチラ見しながら)ええ、その感動こそが、お客様の魂の成長の証です。
B
俺、このデパートのエレベーター乗るたびに、なんか生まれ変わる気がするわ…ありがとう、エレベーターガールさん!
A
いえ、これもギックリ腰の導き。お客様の魂が、私を選んだのです。」( ◠‿◠ )(笑顔で圧)
B
お前…!本当に最高だよ…!抱きしめさせてくれ…!
A
(避けながら)Bさん、抱擁は台本にありません。次に進みましょう。」( ꒪Д꒪)(白目)
B
え、そうなの?
B
でも、この感動はもう止められへん!
A
では、最上階、屋上へ参りましょう。
A
宇宙のエネルギーを直接受け取るための、パワースポットでございます。
B
屋上!そうか!宇宙か!俺、今なら宇宙と繋がれる気がする!連れてってくれ!」( # ゚Д゚)<!語気荒く!
A
はい、承知いたしました。皆様、ご乗車ありがとうございます。エレベーターは、屋上へと参ります。」彡 サッ(無視)
B
ありがとう、エレベーターガール!
B
俺の人生、あんたのおかげで変わったわ!
A
ありがとうございました。
B
ありがとうございました!
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