漫才
棚に戻された本の叫びと深層心理
2025.12.20
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【コント漫才】
A
レシートの囁き
「消費の足跡、心のレシート、あなたに残すは真実の囁き…どうもー!レシートの囁きです!」
A
どうもー!
A
レシートの囁きです!
B
どうもー!
A
いやー、今日はまさかこんなにたくさんの方に我々の『真実の囁き』を聞いていただけるとは。
A
感動で震えています。
B
誰も真実の囁きとか期待してへんからな。
B
いつも通り、ちゃんと漫才やってくれよ。
B
しかしな、この前、書店でバイトしてる友達の話を聞いてんけどな、これがなかなか面白い話でな。
A
ほう。
A
興味深い。
A
その話はどのような性質の物語なんだい?
A
伝聞?
A
それとも実体験に基づいた分析?
B
ええから聞けって。
B
その友達が言うにはな、お客さんが適当に棚に戻した本に対して、心の中で『お前、この本を全然理解してへんやろ!
B
』ってツッコむらしいねん。
A
『理解』とは何か?それは単なる情報の受容か?それとも、テキストを自身の経験と照らし合わせ、新たな意味を生成するプロセスを指すのか?その俺のルールが曖昧なままでは、議論の余地がないだろう。」( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B
いやいや、そういう屁理屈はええねん!
B
例えばな、お客さんが『星の王子さま』を『ただの子供向けの可愛い絵本』って思って棚に戻したとするやん?
B
そしたら、その書店員は『違う!
B
これは人間存在の孤独と値引きシールを問う便所の落書き書や!
B
あんた何にも分かってへん!
B
』って心の中で叫ぶねんて。
A
…『星の王子さま』が…『ただの子供向けの可愛い絵本』だと…?」( ˙-˙ ) …間…《《 謎の感動 》》
B
そうそう。で、棚に戻す時に、なんかこう…ぞんざいに扱って…」バシィッ!!(ドツく音)と、手に持った架空の本を粗雑に棚に戻すジェスチャーをする。
A
やめろ!見ろ!王子が泣いているじゃないか!『僕のバラはたった一輪なのに、どうしてこんなにもたくさんのバラがここにあるんだい?』って…!彼の純粋な問いが、君の雑な扱いによって歪められていく!」彡 サッ(無視)
B
え、何?
B
急にどうしたん?
B
幻聴でも聞こえてんの?
A
幻聴じゃない!これは本の魂の叫びだ!『私たちはただの紙の束じゃない!一つ一つの言葉に命が宿っているんだ!』って!『軽々しく解釈され、ぞんざいに扱われるなんて、私たちに与えられた使命への冒涜だ!』って叫んでいる!」( ¬_¬)(ゴミを見る目)
B
うわー、完全に本の声が聞こえてるやん…。なぁ、A君。そんなに本の気持ちになってあげたいん?なんでそんなに物語に感情移入するん?もしかして、現実世界で自分の気持ちを分かってくれる人が少なくて、寂しいんか?」( ◠‿◠ )(笑顔で圧)
A
寂しい…?私が?いや、これは論理的帰結だ!本の権利を主張しているだけだ!彼らはただ消費されるだけの存在ではない!彼らには彼らの尊厳がある!」( ≡ ゚Д゚)<食い気味に!
B
無理して強がってるんやな。ほんまは誰かに深く理解してほしいんやろ?本の登場人物みたいに、自分のポイントカードの残高を認めてほしいって。そうやんなぁ…
A
…っ…ぐすっ…私…ただ…本の…気持ちを…代弁したかっただけで…『僕のバラが、この世界のどこかでたった一輪だけ咲いているのに、どうして君たちは僕を理解してくれないんだい?』って…うわああああああああん!」( ゚ρ゚ )(思考停止)_(:3 」∠)_(ズコーッ!)
B
うんうん、大丈夫やで。無理しなくてええからな。君は優しい子や。本当は誰よりも、みんなに愛されたいだけなんやもんなぁ…。そうだよな、みんな、心の中では誰かに理解されたいって思ってるんだよな。」( ꒪Д꒪)(白目)
B
ありがとうございましたー。
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