漫才
書店員の歪んだ愛:客が戻した本の真実
2026.01.08
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【コント漫才】
A
熱帯夜アベック
「あなたと私、この熱帯夜に咲いた一輪の花…ただし、開花コストは常に計算済みよ。無駄な投資はしない。」
A
どうもー!
A
熱帯夜アベックです!
B
あなたと私、この熱帯夜に咲いた一輪の花…ただし、開花コストは常に計算済みよ。
B
無駄な投資はしない。
A
ったく、おい見ろよB!
A
まただ、また客がこの本をこんな風に戻しやがって!
B
どの本?
B
ああ、『排水溝のヌメリからの囁き』ね。
B
ベストセラーのミステリーじゃない。
A
そう!この置き方、まるで『私はこの本のトリックを見破れなかった』と白状してるようなもんだろ!まるで敗北宣言じゃないか!」( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B
なるほど。
B
あの客の表情、確かに犯人の動機すら分かってなかったわね。
A
だろ!?
A
この探偵が抱える孤独、犯人の歪んだ愛…全部見えてない!
A
この本の醍醐味を全く味わってないんだよ!
B
あなたの言う『見えてない』は、単なる主観。
B
それが売上につながるの?
B
顧客満足度向上に貢献するのかしら?
A
売上じゃねぇ!
A
文学に対する冒涜だ!
A
…私と勝負しろ!
A
あの客が何を読み違えたか、どっちが正確に読み解けるか!
B
無益な争いね。
B
でも、あなたのその空腹、時々意外な顧客獲得に繋がるから、まあ、いいわ。
A
ふん!
A
じゃあこの恋愛小説はどうだ!
A
主人公の心の機微を全く理解してない!
A
あの客、きっと最後のページで『え?
A
なんでこうなるの?
A
』って首を傾げただろうな!
B
その解釈、客層の拡大には寄与しないわね。
B
むしろ、本の内容を勝手に決めつけるような接客はクレーム対象よ。
A
クレーム上等!私は真実を告げるのみ!この主人公の切ない決断は、彼女の過去と向き合った結果なんだ!それを理解できないなんて…!」《《 謎の感動 》》
B
その分析、時間単価で考えると赤字よ。
B
一人の客の読解ミスに、ここまで労力を割くのは非効率的。
A
効率とかコスパとか言うな!この本は人生なんだ!…私はこの物語の主人公!私はこの本の世界を救う!」_(:3 」∠)_(ズコーッ!)
B
( ꒪Д꒪)(白目)その演技、エンタメとしては評価できるけど、収益性ゼロ。
B
むしろ床が汚れるわ。
A
あんたはいつもそうやって…私の空腹を冷水でぶち壊す!
B
冷水じゃなく、適切なリスクヘッジよ。
B
あなたが暴走しないように、私がいるんでしょ?
B
それとも、私というブレーキがなければ、あなたはどこまでも突っ走って、最終的に炎上するつもり?
A
…あんたがいなきゃ、私だってどこまでも突っ走るさ!
A
でも、あんたがいなきゃ、この店も回らないし…私の暴走もつまんねぇ!
B
( ˙-˙ ) …間……そうね。
B
あなたが暴走して、私がそれを軌道修正する。
B
それが私たちの共依存関係…いや、投資モデルよ。
A
投資モデルって言うな!愛だろ、愛!」バシィッ!!(ドツく音)
B
愛、ね。
B
それは無形資産。
B
評価が難しいわ。
B
( ◠‿◠ )(笑顔で圧)
A
もういい!
A
この本、私が正しく読み直してやる!
B
…それで、誰がレジに立つのかしら?」( ¬_¬)(ゴミを見る目)
A
あ。」( ゚ρ゚ )(思考停止)
B
(客がいないのを確認して)…まあ、今日はいいわ。
B
どうせあなた、その本読み終わったら、また別の客の心を読み解こうとするんでしょ。
B
それがあなたの…損益分岐点ギリギリの魅力だから。
A
…フン。
A
当たり前だろ!
A
あんたも、私がいないとつまらないくせに!
B
(小さくため息)…ええ、そうね。
B
少しは。
B
でも、それを口に出すのは、コスパが悪い。
A
…んだよそれ!
B
ありがとうございました。
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