漫才
トイレの絶望と星空のロマン
2025.12.25
閲覧数: 1,529
【しゃべくり漫才】
A
隣の芝生は青いペンキ
「本当の緑はどこにもない!見せかけの青に騙されるな!」
A
本当の緑はどこにもない!
A
見せかけの青に騙されるな!
B
どうもー!
B
隣の芝生は青いペンキです!
A
いやー、ホンマ、人生って色々な絶望に満ち溢れとるなぁ!
B
突然何を言い出すんですか。
B
我々の漫才は、そんな薄っぺらい悲嘆を語る場ではないはずですが?
A
薄っぺらい?
A
お前、薄っぺらいとか言うなや!
A
俺の心は常に厚切りジェイソンやぞ!
B
例えが古い上に、意味が分かりませんね。
B
今日は一体、どんなテーマで我々のポイントカードの残高を問い直すつもりなんです?
A
今日はな、お前も絶対経験したことあるやろ?
A
【トイレ】個室に入った瞬間にトイレットペーパーがないことに気づく絶望!
A
これや!
B
…( ˙-˙ ) …間……なるほど。
B
確かに、それは人間の根源的な欲求と、それに対する裏切りという、非常に便所の落書き的なテーマですね。
A
便所の落書きとか言うなや!
A
もっとシンプルに、ケツ拭けんの!?
A
っていう絶望や!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
A
もうな、個室入って、カギ閉めて、ズボン下ろして、いざ!
A
ってなった瞬間、目の前に広がる白い壁!
A
そこに、あるべきはずのロールが、ない!
A
( ꒪Д꒪)(白目)
B
その瞬間の、重力に逆らえなくなったかのような体の感覚…分かります。
B
それはまさに、宇宙空間に放り出されたような孤独、ですね。
A
孤独?
A
いや、孤独ちゃう!
A
隣の個室からは『カラカラカラ…』って、幸せそうなペーパーの音聞こえてくんねん!
A
( ¬_¬)(ゴミを見る目) 俺の耳には、それが『お前だけや!
A
お前だけペーパーないんや!
A
』って、嘲笑う声に聞こえんねん!
A
《《 謎の感動 》》
B
( ◠‿◠ )(笑顔で圧)なるほど、嫉妬ですね。
B
他者の満たされた状況に対する、自己の欠乏感。
B
それがあなたの絶望をより深くするのですね。
A
せや!
A
しかも、その隣の奴、なんか知らんけど、めっちゃ長尺でカラカラ鳴らしてんねん!
A
彡 サッ(無視) 何回拭くんじゃい!
A
そんなに拭いたらケツなくなるぞ!
A
って思うてまうねん!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B
ふむ。
B
その『カラカラ』という音を、宇宙の彼方から届く、見知らぬ文明からの通信だと想像してみましょう。
B
彼らは、地球の原始的な排泄行為に驚きと好奇心を抱いているのかもしれません。
A
宇宙?
A
お前、何言うてんねん!
A
俺は今、ケツ拭く紙がないっちゅー、地球規模のピンチやねん!
A
バシィッ!!(ドツく音)
B
_(:3 」∠)_(ズコーッ!)痛い!
B
ですが、この状況をただの『紙がない』と捉えるのは、あまりにも芸術性が低い。
B
この『無』の状態を、いかにして『有』へと昇華させるか…
A
昇華とかええから!
A
俺はもう、この個室で一生暮らすんか!?
A
ってレベルの絶望やねん!
A
( ゚ρ゚ )(思考停止)
A
バシィッ!!(ドツく音)(ポケットからスマホを取り出し、電話をかけ始める)もしもし、お母ちゃん?
A
( ˙-˙ ) …間…
B
ちょっと待ちなさい!
B
何を始めるんですか!?
A
今な、お母ちゃん、俺、人生で一番のピンチなんや…。
A
トイレで、トイレットペーパーが…
Aがスピーカーフォンにする
A
あんた!またそんな下品な話してるの!お母ちゃん、このネタ、全然面白くないって言ったでしょ!もっと夢のある話をしなさいっていつも言ってるのに!
A
でもお母ちゃん、これホンマに絶望やねん!
A
どうしたらええの!?
A
そんなの、隣の人に『すみません、ペーパーありますか?』って聞けばいいじゃない!恥ずかしがってたら、いつまで経っても解決しないわよ!全く、あんたは昔からそうやって…
B
( ꒪Д꒪)(白目)いや、お母様!
B
それはもっと絶望を加速させる行為です!
B
他者に助けを求めるという行為は、この状況下では、星の輝きを曇らせる行為に他なりません!
A
せやろ!?
A
お母ちゃん、俺は隣の奴の幸せに嫉妬してるだけで、助けを求めるなんて、プライドが…
B
プライドではありません!
B
それは、この個室という宇宙空間における、孤高の精神の維持です!
B
この絶望的な状況を、いかに美しく乗り越えるか。
B
例えば、ポケットに入っているレシートを細かくちぎって、それを宇宙の塵に見立てて…
A
レシート!?
A
汚いやろ!
A
バシィッ!!(ドツく音) そんなんしたら、レシートの文字がケツに転写されんねん!
A
『いらっしゃいませ!
A
本日もお買い上げありがとうございます!
A
』ってケツに書かれたら、もう二度と履けんわ、ズボン!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B
_(:3 」∠)_(ズコーッ!)ああ、そんな、俗世的な発想は…!
B
もっと、この絶望を昇華させるんです!
B
例えば、個室の壁に、トイレットペーパーの幻影を映し出すプロジェクターを設置し…
A
幻影でケツ拭けるか!
A
バシィッ!!(ドツく音)
B
_(:3 」∠)_(ズコーッ!)…そして、その幻影が、まるでオーロラのように揺らめき、この狭い空間を、神秘的な光で満たすのです!
B
彡 サッ(無視) そして、その光の中で、あなたは悟りを開く…!
B
トイレットペーパーなど、実は不要だったのだと!
B
( ・_・) (・_・ ) …時が止まる…
A
いや、絶対要るやろ!
A
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に! お前、何言うてんねん!
A
そんな悟り開いても、現実の俺のケツは汚いままやぞ!
A
( ¬_¬)(ゴミを見る目)
B
( ゚ρ゚ )(思考停止)…現実…残酷な響きですね。
B
私の夢は、いつも現実に打ち砕かれる…
A
お前も夢見がちなとこあるからな!
A
俺はな、最終的にどうしたか知ってるか?
A
( ˙-˙ ) …間…
B
…まさか、壁に書かれた落書きを…?
A
ちゃうわ!
A
バシィッ!!(ドツく音) 頑張って、ズボンをもう一回上げてもうたわ!
A
( ꒪Д꒪)(白目)
B
…( ˙-˙ ) …間……それは、あまりにも…現実的で、そして、最も悲しい選択ですね。
B
まさに、星が瞬く夜空に、一筋の黒い煙が立ち上るような…
A
なんやねんその例え!
A
もうええわ!
A
ありがとうございましたー!
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