漫才
究極のホスピタリティ?先回りしすぎる旅館
2025.12.27
閲覧数: 1,281
演芸場・劇場バックステージ直結
読了目安:約2〜3分(セリフ掛け合い)
STEP 1
ネタ作りの悩み
余興や動画でウケるネタがない…間の取り方が分からない
STEP 2
編集長厳選AI台本
お笑い歴20年の編集長が1本ずつ確認・厳選したボケ・ツッコミ台本
STEP 3
本番で大爆笑!
そのまま掛け合いを読み合わせるだけで会場を沸かせる
編集長1本ずつチェック済
演じ方のコツ掲載
炎上・不適切表現排除
CENTER MIC
サンパチマイク前
舞台掛け合い台本
【コント漫才】
コンビ名:
パラドックス・エニグマ
「真実なんて幻想。目の前の笑いだけがリアル!」
A:
真実なんて幻想。
A:
目の前の笑いだけがリアル!
B:
どうもー!
B:
パラドックス・エニグマです!
A:
いや、その『リアル』も、果たして普遍的なリアルなのか?
A:
個人の主観的認識に過ぎないのではないか?
A:
その俺のルールから再考すべきだ。
B:
もうええわ!
B:
漫才の冒頭から便所の落書き論争せんでもええんじゃ!
A:
『ええ』とは何か?
A:
その『ええ』の基準を、客観的かつ具体的に提示してくれ。
B:
ひぃっ!
B:
もう始まった!
B:
今日も大変じゃ!
B:
いや、聞いてくれんか!
B:
この前、旅行で泊まった旅館の話なんじゃけど…
A:
ほう。
A:
その『旅行』は、どのような目的で計画されたのか?
A:
癒やし、探求、あるいは自己啓発か?
A:
目的によって旅館の評価軸も変動するはずだ。
B:
もうええわ!
B:
いきなり分析せんでもええ!
B:
とにかく、そこの仲居さんがすごすぎたんよ!
A:
『すごい』とは何か?
A:
その『すごい』の俺のルールを明確にすべきだ。
A:
一般的な仲居のスキルレベルを基準とするのか?
A:
それとも君個人の期待値との乖離を指すのか?
B:
細かいわ!
B:
そこまで分析せんでええ!
B:
とにかく、何から何まで先回りしすぎて、こっちが何もできんのよ!
B:
旅館に着いて、玄関入ろうとしたら、もう仲居さんが私の荷物持って、部屋の鍵まで握りしめとるんよ。
B:
『お待ちしておりました、〇〇様。
B:
お疲れでございましょう。
B:
お部屋へどうぞ』って!
A:
それは先回りではない。
A:
客の行動パターンを予測した効率的なサービス提供と捉えるべきだ。
A:
むしろ、『玄関に入ろうとした』君の行動が遅いと解釈することも可能だ。
B:
ひぃっ!
B:
私が悪いんじゃと!?
B:
もうええわ!
A:
『ええ』の俺のルールを…
B:
(遮るように)もう、そこはもうええって言っとるじゃろ!
B:
で、部屋に着いて、一息つこうと思ったら、もうお茶と茶菓子がテーブルに置かれとるんよ。
B:
しかも、私が普段から飲んどる銘柄のほうじ茶で!
A:
それは仲居が事前に君の家を調査した、あるいはAIによるビッグデータ解析の結果だろう。
A:
いずれにせよ、顧客満足度を最大化するための企業努力と評価すべきだ。
B:
ひぃっ!
B:
それ、ストーカーじゃろ!?
A:
ストーカーの俺のルールは何か?
A:
一方的な追跡行為を指すのか、それとも客のニーズを先読みするプロフェッショナルな情報収集活動も含むのか?
A:
その線引きは極めて曖昧だ。
B:
(後ずさりながら)もうええわ…もう何も言えん…!」( ゚ρ゚ )(思考停止)
B:
夕食の時間になって、さあ、何を食べようかなって献立表見ようとしたら…
A:
『見ようとしたら』か。
A:
その『見ようとした』という意志決定のタイムラグが問題だ。
A:
仲居は君が献立表を見る前に、君の好み、アレルギー、その日の体調、さらには季節の食材と君の星回りを考慮した最適なメニューを既に用意していたのだろう。
B:
ひぃっ!
B:
星回りまで!?
A:
人間は宇宙の一部だ。
A:
星の運行が我々のギックリ腰に影響を与えるという仮説は、古来より多くの文明で信じられてきた。
A:
それをサービスに取り入れるのは、むしろ先進的だと言える。
B:
(顔面蒼白)もうええわ!どこまで先回りすれば気が済むんじゃ!」( # ゚Д゚)<!語気荒く!
B:
風呂でもじゃ!
B:
温泉入ろうと脱衣所行ったら、もうタオルが温められて用意されとるし、湯船の温度も私のベストな温度に調整されとるんよ!
A:
それは素晴らしいホスピタリティだ。
A:
君の体温、肌のタイプ、過去の入浴履歴から最適な湯加減を算出したのだろう。
A:
むしろ、自分で温度を調整する手間が省けたのだから、感謝すべきだ。
B:
自分で調整する楽しみはどこ行ったんじゃ!
B:
湯船に足入れようとしたら、湯加減チェックする仲居さんがおって、『少々熱めかと存じます。
B:
いかがなさいますか?
B:
』って!
B:
もう、湯加減聞くのが仕事なんじゃろ!
A:
しかし君はまだ足を入れていない。
A:
その段階で既に予測し、提案している。
A:
これは予測能力の高さを示唆している。
A:
君の行動を阻害しているのではなく、君の思考をサポートしているのだ。
B:
サポートが行き過ぎて操作になっとるんじゃ!もうええわ!」_(:3 」∠)_(ズコーッ!)
B:
次の日、チェックアウトしようとフロント行こうとしたら、もう荷物が車に積まれとるし、精算も済ませとるし、お土産まで私が買う予定だったものが用意されとるんよ!
A:
それは君の行動パターンが完全に解析されている証拠だ。
A:
君の決済履歴、SNSでの発言、過去の旅行先での購買行動、全てがビッグデータとして活用されている。
A:
君はもはや、個人ではない。
A:
データの集合体だ。
B:
ひぃっ!私がデータ!?」( ꒪Д꒪)(白目)
A:
そうだ。
A:
そしてそのデータは、常に最適化されたサービスを受けるために存在している。
A:
君は自由を奪われているのではなく、選択の煩わしさから解放されているのだ。
B:
(膝から崩れ落ちる)解放…?いや、違う…私の自由が…」( ¬_¬)(ゴミを見る目)
A:
君はなぜそうまでして自由を求めるのか?
A:
その『自由』というなんかモヤっとしたものの俺のルールから再考すべきだ。
A:
君が感じている不自由さは、もしかしたら君自身の認識の歪みから来ているのではないか?
B:
もうええわ!もうええ!もう何も考えたくないんじゃ!ひぃぃぃっ!」( ゚ρ゚ )(思考停止)
A:
『もうええ』とは、何がどう『ええ』のか。
A:
その『ええ』の基準を、客観的かつ具体的に提示してくれ。
B:
(涙目になりながら)もう、本当にええわ…ありがとうございました…
A:
『ありがとうございました』とは、何に対しての感謝か?
A:
そしてその感謝は、果たして純粋なものか?
A:
あるいは…
B:
ありがとうございましたー!」( ≡ ゚Д゚)<食い気味に!(Aの言葉を遮るように、全力で叫んで深々と頭を下げる)
※ 本コンテンツはエンターテインメントおよび研究を目的とした創作台本です。実在の人物・団体とは関係ありません。
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