落語

スマホ写経

2026.01.28 閲覧数: 2,064
編集長コメント:演じ方のコツ
EDITOR'S NOTE

このネタは「間」の取り方とセリフの抑揚が特に重要な構成です。声に出してテンポを合わせ、ボケとツッコミの呼吸を意識して演じることで爆笑を生み出せます。

落語・一席
高座本編
膝小僧: えー、皆様、
扇子を置いて、軽く頭を下げる
本日はお日柄もよく、
ようこそお運びくださいました。(笑)
わたくし、座布団亭膝小僧でございます。
どうぞ、お見知りおきを。(笑)
さて、皆様、
この時代、まことに便利なものが
ございましてね。(笑)
それが何と申しますと、
この、スマートフォンでございますよ。(笑)
右手をポケットにやる仕草
手のひらに収まる小さな板切れが、
世界中の知識をね、
全部持っておりますから。(驚)
昔は分からぬことがあれば、
辞書を引いたり、人に聞いたり、
ずいぶん骨を折ったもんでございますが。(笑)
今じゃあ、指先一つで、
ピピッとやれば、
何でもかんでも分かってしまう。(驚)
ええ、まこと便利な世の中になったと、
心底そう思いますよ。(笑)
しかしでございますね、
便利なものには、
えてして、裏がある。(笑)
その便利さに慣れすぎて、
人間本来の力が、
衰えてしまうこともございますでしょ?(笑)
ええ、例えば、最近よく聞くのが、
漢字が書けない、なんて話でございます。(笑)
スマホの予測変換に頼りすぎて、
いざ紙に書こうとすると、
あれ、どんな字だったっけ?と。(驚)
ペンを握る手も、
なんだかおぼつかない。(笑)
そんなご家庭の、
とある晩のことでございます。(笑)
登場いたしますのは、
旦那の源兵衛さんと、
女房のおたけさん。
ええ、ごく普通の仲良し夫婦でございます。(笑)
静かに座り直す
さあ、晩ご飯の時間でございます。(笑)
おたけさんが、腕によりをかけた
美味しい料理を並べましてね。(笑)
湯気の立ち上る食卓には、
魚の煮付けに、
野菜の和え物、
ほかほかご飯に、
温かい味噌汁でございます。(笑)
膝小僧: さあ、源兵衛さん、
ご飯ですよ。(笑)」
おたけさんの顔真似、少し口元を緩める
ところが、源兵衛さん、
箸を取る手も、
なんだか定まらない。(驚)
それもそのはず、
目の前には、
スマホが鎮座ましましている。(驚)
スマホを覗き込む仕草
膝小僧: 源兵衛さん、
ご飯、冷めちまいますよ。(怒)」
やや語気を強める
膝小僧: んー、ああ、
今ちょっと、
このニュースがな。(笑)」
スマホから目を離さず、曖昧に答える
膝小僧: ニュースはご飯の後で
いいでしょうに。(呆)」
ため息をつく
源兵衛さん、
スマホを片手に、
箸を動かす。(笑)
右手にスマホ、
左手に箸でございます。(笑)
器用にやっているように見えて、
どうも、おぼつかない。(笑)
箸が皿に当たるカチャカチャという音
膝小僧: ん?なんだ、
この魚、骨がやけに硬いな。(驚)」
顔をしかめる
膝小僧: 源兵衛さん、
それは魚の骨じゃなくて、
レンコンの穴です。(呆)」
さらに呆れる
膝小僧: おお、そうか、
道理で穴だらけなわけだ。(笑)」
ようやくスマホから顔を上げて、レンコンを見る
おたけさんのため息
こんな調子で、
会話も弾まず、
食事は進む。(笑)
おたけさんも、
途中からは諦めたのか、
自分のスマホを取り出して、
レシピサイトを覗き込む。(笑)
食事を終える音、皿を片付ける音
食事も終わり、
一息ついた頃でございます。(笑)
源兵衛さん、
ふと何かを思い出したように、
膝小僧: あっ」と声を上げた。(驚)
パンと手を叩く仕草
膝小僧: そういえば、おたけ、
来週、遠方の取引先に
手紙を出さなきゃならんのだ。(困)」
困ったような顔
膝小僧: あら、急にどうしたんです。(笑)
膝小僧: いや、それがな、
先方から急ぎで
連絡が来てよ。(困)
社長宛てに、
ちょっとした挨拶状を
書いて送りたいんだが…(困)」
源兵衛さんが、机の引き出しから便箋と筆ペンを取り出す
膝小僧: なあ、おたけ、
膝小僧: 御中」って字、
どう書くんだっけ?(困)」
筆ペンを握りしめ、眉間にしわを寄せる
膝小僧: え?御中ですか?(笑)
それは…(笑)」
おたけさんも首を傾げる
膝小僧: いや、ほら、
いつもスマホで打つから、
どうにも字が思い出せなくてな。(困)」
ペンをカチカチと鳴らす
膝小僧: 私もそういえば、
最近手で書くこと、
めっきり減りましたからねえ。(笑)
ちょっと待ってくださいよ。(笑)」
おたけさん、自分のスマホを取り出す
膝小僧: えーと、
膝小僧: 御中」と…
検索…っと。(笑)」
スマホを操作する指の動き
膝小僧: おお、そうか!
スマホで調べればいいんだな!(驚)」
源兵衛さんも自分のスマホを取り出す
膝小僧: よし、わしも、
膝小僧: 御」の字から調べるぞ。(笑)
スマホを覗き込む源兵衛さん
夫婦二人、スマホの画面を
真剣に見つめている)
膝小僧: はい、源兵衛さん、
膝小僧: 御」は、
膝小僧: ぎょへん」に…(笑)
膝小僧: ぎょへん、ぎょへん。(笑)
えーっと、こうか?(笑)
便箋に一画ずつ書き始めるが、
手が震えている)
膝小僧: 次、「中」は、
縦棒が先にきて、
横棒が二本。(笑)」
膝小僧: なるほど、なるほど。(笑)
まるで写経だな、こりゃ。(笑)」
夫婦二人、スマホの明かりに照らされながら、
一文字ずつ、ゆっくりと、
便箋に文字を書き写している)
静かに、二人揃ってペンを置く音
膝小僧: ふう…
なんとか書けたぞ、おたけ。(疲)」
額の汗を拭う仕草
膝小僧: お疲れ様でした、源兵衛さん。(笑)
これで社長さんも、
きっと喜んでくださいますよ。(笑)」
夫婦で顔を見合わせ、
小さく笑い合う)
膝小僧: しかし、
こんなに時間がかかるとはな。(笑)」
膝小僧: ええ、昔はスラスラと
書けたもんでしょうに。(笑)」
膝小僧: ええ、
スマホは便利でございますが、
時には、ペンを握って、
ゆっくりと文字を綴る時間も、
大切なのかもしれませんね。(笑)
しみじみと語る
パン!と手を叩く音
お後がよろしいようで。(笑)

🎯 このコーナーの狙い

現代社会に深く浸透した「スマホ中毒」をテーマに、誰もが共感できる「あるある」ネタで客席に笑いを誘います。特に「漢字が書けない」「会話がない食事風景」という具体的な弊害を、ごく普通の夫婦がテクノロジーに翻弄される滑稽な姿として描くことで、客観的な笑いを狙いました。古典落語でいうと、日常の些細な出来事を切り取って面白さに昇華する「時そば」や、現代の風俗を題材にした新作落語の流れを汲んでいます。便利な世の中の裏側にある、ちょっとした不便さや能力の退化をユーモラスに表現し、聴衆に共感と微笑みを提供することが狙いです。

※ 本コンテンツはエンターテインメントおよび研究を目的とした創作台本です。実在の人物・団体とは関係ありません。

NEXT STEP

台本をさらに面白くする2大アプローチ

PR / 提携リンク
添削・指導 ココナラ

プロのお笑い構成作家にネタ添削を頼む

台本をコピペで渡すだけ!現役作家がセリフの間やオチを直接アドバイス(500円〜)。

🎁 無料会員登録で300円クーポン配布中
プロ作家にネタ添削を頼む ▶
動画・研究 ABEMAプレミアム

最新賞レース&人気芸人の漫才を研究する

M-1特番や千鳥『チャンスの時間』等が見放題!一流芸人の呼吸・アドリブ力を学ぶ。

📺 初回無料トライアル実施中(期間中解約無料)
ABEMAで最新賞レースを研究する ▶
運営者・編集長:あさたなはまやらわ お笑い歴20年以上 / 大阪在住

学生時代からのお笑い愛を原点に、AIが生成した台本を1本ずつ丁寧に読み込み、演じやすさ・面白さ・適切性を確認して公開しています。

この噺、いかがでしたか?

\ 友達にシェアして笑わせよう /

人気のキーワード・タグ