落語
湯呑の『目黒のさんま』〜SNSうんちく編〜
2026.09.29
閲覧数: 1,864
落語・一席
高座本編
お茶をすする、穏やかな音
湯呑:
えー、皆さん。本日はお日柄もよく、
お集まりいただきまして、
誠にありがとうございます。(笑)」
軽く咳払い
湯呑:
最近はですねぇ、何でもかんでも、
情報が溢れておりますからねぇ。(笑)」
湯呑:
特にSNSときたら、
まあ、知ったかぶりの
大洪水でございますよ。(笑)」
パン!と軽く手を叩く
湯呑:
さて、先日、とあるイベントでの
話でございます。(笑)」
湯呑:
若者に人気の、
インフルエンサー『きらり』さんが、
下町の商店街に招かれましてね。(笑)」
ジュワッと炭火で焼ける音
湯呑:
そこで、昔ながらの
炭火焼きさんまを
振る舞われたんですよ。(情景)」
湯呑:
うわぁ、見てくださいよ、
この煙!たまんないね!(興奮)」
湯呑:
それに、この香ばしい匂い!
たまらないね!(感動)」
きらり、焼きたてのさんまを一口
湯呑:
んんんーっ!
なにこれ、めちゃくちゃ美味い!(驚)」
湯呑:
脂が乗ってて、
身はふっくら!
こんな美味いさんま、初めて食べた!(感涙)」
得意げな顔でマネージャー『うんちく』登場
湯呑:
きらりさん、
それはまだまだ、普通のさんまです。(キリッ)」
湯呑:
え、これより美味い
さんまがあるんですか?(驚)」
湯呑:
ええ。本当の通はですね、
『目黒のさんま』を食すんですよ。(ドヤ顔)」
湯呑:
目黒のさんま?
それ、どんなんすか?(興味津々)」
湯呑:
目黒のさんまはですね、
一度鮮度が落ちてからが
真骨頂なんですよ。(得意げ)」
湯呑:
熟成された旨味と、
独特の香りがですね、
もう、たまらないんです。(うんちく)」
湯呑:
へぇー!
鮮度が落ちてからが
美味しいんだ!(納得)」
湯呑:
じゃあ、マネージャーさん!
すぐに『目黒のさんま』を
探してきてください!(命令)」
うんちく、スマホで検索するフリ
湯呑:
承知いたしました!
任せてください!(自信満々)」
数時間後、うんちく、意気揚々と戻ってくる
湯呑:
きらりさん!
見つけましたよ!(興奮)」
湯呑:
これが幻の
『目黒のさんま』です!(ドヤ)」
きらり、差し出されたさんまを見る。
少し干からびて、
見た目も悪いただの古さんま)
湯呑:
え…なんか、
さっきのと全然違う…(困惑)」
湯呑:
フフフ…これが、
熟成された証拠ですよ。(ニヤリ)」
湯呑:
この独特の香りが、
通を唸らせるんです!(解説)」
きらり、恐る恐る一口食べる
湯呑:
……モグモグ…(無言)
しばらく無言で噛みしめ、
真剣な顔でうんちくを見る)
湯呑:
マネージャーさん…!(真剣)
湯呑:
どうです?
これが本物でしょう?(期待)」
湯呑:
これ…
もうちょっと焼いた方が
美味いんじゃないですか?(素朴な疑問)」
シーンと静まり返る
湯呑:
…ええ、
どんな情報も鵜呑みにするのは、
考えものですねぇ。(笑)」
お茶を一口すする、穏やかな笑み
湯呑:
お後がよろしいようで。(笑)
🎯 このコーナーの狙い
このコーナーは、古典落語の普遍的なテーマ(人間の滑稽さや世相の風刺)を、現代のテクノロジーや社会現象(SNS、インフルエンサー、情報過多、知ったかぶり)と融合させることで、どれだけ新しい笑いを生み出せるかを実験するものです。古典「目黒のさんま」の骨子「殿様が庶民の味を知り、家臣が知ったかぶりをする」を忠実に踏襲しつつ、登場人物とシチュエーションを現代に置き換えることで、古典の持つ普遍的な笑いの構造を再確認し、現代社会への軽い皮肉と共感を呼ぶ滑稽さを狙います。
\ 「目黒のさんま」のおすすめ商品 /
[名作落語]目黒のさんま 【電子書籍】[ 今村信雄 ]
¥110
【中古】 じゅげむ/目黒のさんま / 桂 小南, ひこね のりお / ...
¥209
【中古】 じゅげむ/目黒のさんま / 桂 小南, ひこね のりお / ...
¥259
Supported by 楽天ウェブサービス
※ 本コンテンツはエンターテインメントおよび研究を目的とした創作台本です。実在の人物・団体とは関係ありません。
NEXT STEP
PR / 提携リンク
台本をさらに面白くする2大アプローチ
添削・指導
ココナラ
プロのお笑い構成作家にネタ添削を頼む
台本をコピペで渡すだけ!現役作家がセリフの間やオチを直接アドバイス(500円〜)。
🎁 無料会員登録で300円クーポン配布中
動画・研究
ABEMAプレミアム
最新賞レース&人気芸人の漫才を研究する
M-1特番や千鳥『チャンスの時間』等が見放題!一流芸人の呼吸・アドリブ力を学ぶ。
📺 初回無料トライアル実施中(期間中解約無料)