落語
小言の土産
2026.05.18
閲覧数: 1,085
落語・一席
高座本編
下足:
えー、皆様、本日はお日柄もよく、(笑)
しん、と静まり返る高座
下足:
あ、あの、わたくし、座布団亭下足と申します。(緊張)
下足:
七番弟子でして、まだ駆け出しでございますが、(汗)
下足:
ひとつ、よろしくお願い申し上げます。(深々とお辞儀)
パラパラと拍手が起こる
下足:
えー、本日の、お題は『帰省』でございまして。(照)
下足:
つい先日、わたくしも、実家に帰って参りましてね。(しみじみ)
下足:
久しぶりの故郷、久しぶりの親の顔。(期待)
下足:
東京を出る時は、それはもう、ワクワクしてました。(嬉)
下足:
ところが、これが、なかなかどうして。(苦笑)
ガラガラと引き戸が開く音
下足:
ただいまー!(元気よく)
下足:
おやまあ、げそく、よく帰ってきたねぇ!(母の優しい声)
下足:
元気だったかい?顔色が悪いんじゃないかい?(心配)
下足:
ちゃんとご飯食べてるのかい?(矢継ぎ早に)
下足:
また髪が伸びてるよ、だらしないねぇ!(父の小言)
下足:
…と、まぁ、玄関開けて五秒で、この始末でございます。(笑)
下足:
でもねぇ、やっぱり実家はいいもんです。(しみじみ)
下足:
炊きたてのご飯、味噌汁の匂い。(幸せ)
ゴクン、と唾を飲む音
下足:
『お前、落語家なんて、いつまで続けるんだい?(心配)』
下足:
『ちゃんと定職に就いて、早くお嫁さんを連れてきなさい(催促)』
下足:
ご飯食べながら、これですからね。(苦笑)
下足:
お風呂に入れば、『肩、凝ってないかい?(優しさ)』
下足:
と、思いきや、『湯船に長く浸かりすぎだ!(怒)』
下足:
…と、もう、小言のオンパレードでございます。(困)
下足:
久しぶりに町を歩いてみますと、これがまた。(驚)
下足:
昔あった駄菓子屋は、コンビニになってましてねぇ。(寂)
下足:
よく通った銭湯は、マンションになってました。(残念)
下足:
でも、新しいカフェなんかは、できてたりしてね。(興味)
下足:
『あー、あそこのラーメン屋、まだやってるかな?(懐かしむ声)』
下足:
なんて、独り言を言いながら、ぶらぶら歩いて。(微笑)
下足:
夜は、地元の友人と飲みに行きました。(嬉)
カチャカチャとグラスの当たる音
下足:
『お前、まだ落語やってんのか?(驚)』
下足:
『俺はもう、家建てたぞ!(自慢げな声)』なんてね。(笑)
下足:
皆、それぞれ、大人になっていくんだなぁと。(しみじみ)
下足:
昔話に花を咲かせ、楽しい時間はあっという間。(笑)
下足:
でも、結局、最後は『お前も頑張れよ!(応援)』
下足:
…と、小言のような激励でございました。(苦笑)
下足:
さて、短いようで長かった帰省も終わり。(寂しさ)
玄関で立ち止まる
下足:
『また来なさいよ、今度はもっとゆっくりね。(優しい声)』
下足:
『あんまり無理するんじゃないよ、ちゃんとご飯食べるんだよ(心配)』
下足:
『そのだらしない髪、ちゃんと切りなさいよ!(最後の一撃)』
下足:
ああ、最後まで、小言でございました。(笑)
下足:
でも、それが親心、でございますねぇ。(しみじみ)
下足:
結局、小言が最高の土産でございまして。(笑)
下足:
えー、お粗末様でございました!(深々とお辞儀)
盛大な拍手
🎯 このコーナーの狙い
このコーナーでは、現代の若者が共感できる日常の出来事をテーマに、古典落語の形式を踏襲しつつも新しい笑いを創出することを目指します。特に「帰省」という誰もが経験する普遍的なテーマを通じて、親子の情愛や地元の変化といった、時に温かく、時にコミカルな感情の機微を表現。古典落語でいう「親子物」や「滑稽話」の現代版として、世代を超えて楽しめるネタの可能性を探ります。
※ 本コンテンツはエンターテインメントおよび研究を目的とした創作台本です。実在の人物・団体とは関係ありません。
NEXT STEP
PR / 提携リンク
台本をさらに面白くする2大アプローチ
添削・指導
ココナラ
プロのお笑い構成作家にネタ添削を頼む
台本をコピペで渡すだけ!現役作家がセリフの間やオチを直接アドバイス(500円〜)。
🎁 無料会員登録で300円クーポン配布中
動画・研究
ABEMAプレミアム
最新賞レース&人気芸人の漫才を研究する
M-1特番や千鳥『チャンスの時間』等が見放題!一流芸人の呼吸・アドリブ力を学ぶ。
📺 初回無料トライアル実施中(期間中解約無料)