漫才
404の残像~見つけられないゴミと心~
2025.12.20
閲覧数: 1,240
【コント漫才】
A
404の残像
「今日も私、見つからない。君もどこかに行っちゃいそう…404の残像です!」
AとB、清掃員の制服姿で登場。
A
今日も私、見つからない。
A
君もどこかに行っちゃいそう…404の残像です!
B
どうもー!
B
( ˙-˙ ) …間……って、おい、いきなり弱気すぎるやろ!
B
なんなんそのキャッチコピー!
A
だって…そうなんだもん。
A
ほら…ここにも、誰にも見つけられなかった、残像がある…
B
いきなり詩人か。
B
今日の仕事は清掃員やで、A。
B
目の前のゴミを拾うのが先やろ。
A
ううん…これはただのゴミじゃない。
A
( ¬_¬)(ゴミを見る目)見て、B。
A
この、飲みかけのペットボトル…
B
おう。
B
誰かの飲み残しやな。
B
捨てとけ捨てとけ。
A
違うの!
A
これはね、誰かの満たされない心の残骸なの…《《 謎の感動 》》喉の渇きを潤せなかった、空っぽの虚しさの象徴…
B
えらい壮大やな。
B
ただのペットボトルや。
B
中身残ってるし、ちゃんと捨てなあかんゴミや。
A
そしてこの、ぐちゃぐちゃになったレシート…( ꒪Д꒪)(白目)きっと、誰かの夢の残骸だわ。
A
高価な買い物の夢、叶わなかった二日酔いの明日…
B
いや、それただコンビニでジュースとパン買ったレシートやろ!
B
日付も昨日やん!
B
夢の残骸って!
A
( ˙-˙ ) …間……B、私の話、ちゃんと聞いてくれてる?
B
聞いてるがな!
B
聞いてるからツッコんでるんやんか!
A
( # ゚Д゚)<!語気荒く!…じゃあ、なんで、ツッコミが、一瞬遅れたの…?
A
( ◠‿◠ )(笑顔で圧)もしかして、私のこと、嫌いになっちゃった…?
B
はぁ!?
B
嫌いなわけないやろ!
B
間や間!
B
漫才の間や!
A
《《 謎の感動 》》うぅ…でも、私には分かるの…一瞬の沈黙が、永遠の別れの前触れだって…彡 サッ(無視)私、いらない子なのかな…?
B
ちょ、待て待て!
B
なんでそうなるん!?
B
関係ないやろ!
A
( ˙-˙ ) …間…(カバンをごそごそし始める)…もう、いいや…私なんて…
B
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に!あかん!
B
それ抗不安薬やろ!
B
舞台で飲むな!
B
漫才中やぞ!
A
( ゚ρ゚ )(思考停止)だって…Bが、私を見てくれないから…
B
見てるって!
B
ずっとお前のこと見てるやんか!
B
なんでそんな嘘つくん?
B
寂しいんか?
B
構ってほしいんか?
A
_(:3 」∠)_(ズコーッ!)ううう…っ…う…うん…寂しいよぉ…
B
( ˙-˙ ) …間…(Aの頭を優しく撫でる)そうか…寂しかったんか。
B
ごめんな、ちゃんと見てやれてなくて。
B
でもな、A。
B
そういうとこやで。
B
お前がしんどくなるのは、全部自分の中で完結させようとするからや。
A
だって…私が、頑張らないと…誰も、見てくれないから…
B
そんなことないって。
B
俺はいつもお前のこと見てる。
B
それに、このゴミもな、捨てられたもんかもしれんけど、俺らがこうして拾ってやることで、また新しい場所に運ばれて、生まれ変わるんや。
B
それって、ちょっとだけ、希望があると思わへん?
A
希望…
B
そうや。
B
だから、お前も、そんなに自分を責めんでええ。
B
俺がおるやろ?
A
バシィッ!!(ドツく音)…うん…(少しだけ元気を取り戻す)…でも、B。
A
やっぱりこのゴミたちは、近所の噂話の闇よ。
A
誰かの絶望の結晶…
B
いや、結局そこに戻るんかい!
B
まあ、確かにこの世の中、捨てられたもんも多いし、絶望してる人もぎょうさんおるやろうな。
B
俺らも、どっちかといえば、そういう側かもしれんしな。
A
私たちも、近所の噂話のゴミ…?
B
おいおい、言い過ぎやろ。
B
でも、まあ、世間から見たら、ちょっとズレてるかもしれんな。
B
はは…( ꒪Д꒪)(白目)
A
《《 謎の感動 》》…見つけられない…どこにも辿り着けない…私たち、永遠の404エラー…
B
( ・_・) (・_・ ) …時が止まる……おい、最後は綺麗に終わろうとしたのに、また絶望に引き戻すな。
B
まあええわ。
B
それがお前や。
B
…ありがとうございました。
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