漫才
割り勘の宇宙:25銭の真実
2025.12.28
閲覧数: 831
【しゃべくり漫才】
A
速報:宇宙人、味噌汁に混入
「食卓に潜む宇宙の神秘!今日も味噌汁の底から、未知との遭遇!」
A
食卓に潜む宇宙の神秘!
A
今日も味噌汁の底から、未知との遭遇!
B
どうもー!
A
どうもー!
A
宇宙人、味噌汁に混入です!
B
ありがとうございます!こんな名前のコンビで申し訳ございません!」_(:3 」∠)_(ズコーッ!)
A
いや、なんでいきなり謝るんや。
A
ええやんけ、この名前。
A
な?
A
お客さん。
B
お客様、本当に申し訳ございません。卑屈な相方で…!」_(:3 」∠)_(ズコーッ!)
A
もうええわ!
A
いやー、世の中には色んな人間がおるなぁ、ほんまに。
A
この前な、飲みに行った時の話なんやけど。
B
はい、なんでしょうか。
A
割り勘で1円単位まで請求してくるセコい奴、おるやろ?
B
ああ、いますね。
B
きっちりしすぎているというか、ちょっと引いてしまう時があります。
A
『ちょっと』ちゃうねん。
A
『ちょっと』ちゃうねん。
A
あれはもう『宇宙規模』やで。
A
『どこまで行くんや、そのセコさ!
A
』ってなるやろ?
B
宇宙規模…ですか。
B
確かに、そこまでいくと理解不能な領域かもしれませんね。
A
やろ?
A
この前な、僕ら4人で飲みに行って、会計が12,345円やったんよ。
A
んで、あいつがな、『はい、一人3,086円と25銭ね』って言うてきよったんや!
B
25銭!?
B
( ˙-˙ ) …間… いや、そんな単位、今時ないでしょう!
B
そもそも、どうやって払うんですか、25銭を!
A
それがな、あいつ、ポケットからちっさい砂時計みたいなの出してきて、『これ、お前の25銭な』って言うてきよったんや!
B
_(:3 」∠)_(ズコーッ!) ( ꒪Д꒪)(白目) はぁ!?砂時計!?何を言ってるんですか、この人は!お客様、本当に申し訳ございません!こんなゴミのような相方で、本当にすみません!」_(:3 」∠)_(ズコーッ!) (深く土下座)
A
いや、ゴミちゃうやろ。
A
むしろアートやろ、あれは。
A
砂時計で25銭を表現するなんて、粋やないか。
A
それもな、砂時計の砂が全部落ちたら、それはもう価値がないって言うねん。
A
時間と共に失われる25銭の価値、って。
B
《《 謎の感動 》》 価値が…?
B
意味が分からない!
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く! なんてことを言ってるんですか!
B
バシィッ!!(ドツく音) 頭おかしいんじゃないですか!
A
痛っ!
A
( ◠‿◠ )(笑顔で圧) ちょっと、暴力はあかんで。
A
お母ちゃんがな、舞台で手ぇ出すのは良くないって言うてたで。
B
お母様が…?
B
( ゚ρ゚ )(思考停止)
A
もしもし?
A
お母ちゃん?
A
今な、僕の相方がお客さんの前で僕を叩いてんねん。
A
しかも、僕が砂時計の25銭の話したら、頭おかしいって言われたわ。
A
どう思う?
彡 サッ(無視) (Aがスマホを耳に当て、スピーカーフォンにする)
A
あんた、また変なこと言うて、相方困らせとるんちゃうの!あんたの話はいつも突拍子もなさすぎるんやから!砂時計の25銭なんて、誰が信じるん!あほんだら!
B
( ・_・) (・_・ ) …時が止まる… ( ꒪Д꒪)(白目) (固まる) ま、ママ…!?
A
いや、お母ちゃん!
A
俺は真剣に話してるんやで!
A
この話、お母ちゃんが言うてた『世にも奇妙な物語』みたいで面白いって言うてたやんか!
A
それはあんたが『世にも奇妙な物語』の録画を見ながら、適当に言ってただけやろ!ええ加減にしなさい!お客さんに失礼やろ!
B
_(:3 」∠)_(ズコーッ!) ( ¬_¬)(ゴミを見る目) (床に這いつくばって) お客様…!お客様…!お母様まで巻き込んでしまい、本当に申し訳ございません…!この、どうしようもない息子の親御様まで、こんな舞台に引っ張り出してしまい…! 《《 謎の感動 》》 申し訳ございません…!」(額を擦り付ける)
A
いや、引っ張り出してないし。
A
お母ちゃんが勝手に喋り出しただけやし。
A
な?
A
お母ちゃん。
A
あんた、もうええ加減にしなさい!あんたの漫才、最近マンネリやで!もっと新しいボケ考えなさい!
A
えー、マンネリ言うてもなぁ…
B
( # ゚Д゚)<!語気荒く! (体を震わせながら立ち上がる) マンネリ…!
B
お母様のおっしゃる通りでございます!
B
( ≡ ゚Д゚)<食い気味に! 我々には、革新的なボケが、圧倒的に不足しております!
B
彡 サッ(無視) 全ては、私のツッコミが未熟なせいで…!
B
( ¬_¬)(ゴミを見る目)
A
いや、お母ちゃんが言うてるのは俺のボケのことやて。
A
なんでそこまで卑屈になるん?
B
(もう一度土下座) 申し訳ございません!
B
私のような人間が、漫才師を名乗っていること自体が、この世の冒涜でございます…!
A
もうええわ!
A
( ˙-˙ ) …間… 漫才のテーマ、なんやったっけ?
B
( ꒪Д꒪)(白目) 割り勘で1円単位まで請求してくるセコい奴…です…
A
ああ、そうやったな。
A
( ◠‿◠ )(笑顔で圧) なんかもう、どうでもよくなったわ。
B
( ゚ρ゚ )(思考停止) (完全に魂が抜ける)
A
はい、というわけで。
B
ありがとうございました…
このネタは面白かったですか?
\ 友達にシェアして笑わせよう /