漫才
哲学警官と迷える子羊
2026.01.07
閲覧数: 991
【コント漫才】
A
二階から目薬テロ
A
あなたにとっての真実を、私たちが見つけ出す…はず!」B「ただし、その真実が客観的事実と一致するかは別問題だ!」
A
あなたにとっての真実を、私たちが見つけ出す…はず!
B
ただし、その真実が客観的事実と一致するかは別問題だ!
A
どうもー!
B
二階から目薬テロです!
B
いやー、すみません、お巡りさん。
B
ちょっと道に迷っちゃって…
A
あらあら、大丈夫?
A
道に迷うってことはね、心の羅針盤が揺らいでる証拠なのよ。
B
いや、単純に地図アプリの充電が切れまして。
A
でもね、この世の道って、全部繋がってるようで、本当は一本の道しかないの。
A
それが『自分自身』への道。
B
ええと…池袋駅東口って、どっちですかね?
A
池袋…そう、池袋はね、多くの魂が交差する、現代の巡礼地。
A
そこには、あなたの『真の欲求』が隠されているわ。
B
いや、ただ飲み屋街に行きたいだけなんですけど。
A
…ねぇ、今の間(ま)、ちょっと長かったよね?
A
もしかして、私の話、つまらない?
B
いや、そんなこと…
A
私のこと、嫌いなんだ…私の話なんて、誰も聞いてくれないんだ…」( ˙-˙ ) …間…( ꒪Д꒪)(白目)
B
え、ちょ、そんなことないですよ!
B
ただ、便所の落書きの話じゃなくて、道の案内を…
A
(息が荒くなる)ハァ…ハァ…まただ…また私は一人ぼっち…この世界に私を理解してくれる人はいないの…?」( # ゚Д゚)<!語気荒く!_(:3 」∠)_(ズコーッ!)(膝から崩れ落ちる)
B
うわっ!
B
おいおい!
B
落ち着いてください!
B
お巡りさん!
A
(震える手でポケットから抗不安薬を取り出し、水なしで飲み込む)…大丈夫…大丈夫だから…
B
(腕を組み)今の過呼吸の演技、客観的に見て、笑いよりも心配が勝るレベル。
B
これは計算か、それとも単なる情緒不安定の表れか、分析のし甲斐があるね。
A
(抗不安薬が効いてきたのか、少し落ち着いた声で)ありがとう…私の魂を…救ってくれたのね…
B
いや、薬が効いたんだと思いますけど。
A
あなたは、この交差点で何を感じる?
A
右は過去、左は二日酔いの明日。
A
真ん中は…『今』という永遠の螺旋。
B
螺旋って…いや、池袋駅東口は、どの方向なんですかね?
A
方向なんて、この宇宙では意味を持たないの。
A
私たちはただ、引き寄せられるように、あるべき場所へと導かれるだけ。
B
(腕を組み)なるほど、ここで方向感覚の喪失とスピリチュアルな宿命論を結びつけることで、ボケの深度を増しているわけだ。
B
だが、ツッコミとしてはもう少し現実的な破綻を指摘したいところだね。
A
(Bの腕組みを見て)ねぇ…今の腕組み…私の話に、何か不満でもあるの?
B
いや、これは僕の漫才を分析する時の癖で…
A
(目元を潤ませながら)また…また私を否定するのね…私のポイントカードの残高って…何?
B
いやいや!
B
否定してないです!
B
ただ、ちょっとメタな視点から…
A
メタ…メタって何?私の心は、そんな数値で測れるものじゃない!この魂の叫びが、あなたには聞こえないの!?」《《 謎の感動 》》
B
(焦って)聞こえてます!
B
聞こえてますから!
B
ただ、その叫びの構成が…
A
(急に真顔に戻り)…ねぇ、あなたは知ってる?
A
この世の全ての出来事は、必然のエネルギーによって引き起こされるって。
B
ええ、まあ、因果応報みたいな…
A
違う。
A
もっと深いの。
A
あなたが今、私に道を聞いたこと。
A
それ自体が、宇宙があなたに与えた『試練』なの。
B
試練!?
B
池袋駅東口に行きたいだけなのにですか!?
A
そう。
A
あなたは今、道に迷っているようで、実は自分自身を見失っている。
A
そして、私はその迷いを照らす光…そう、まるで月の光のように、優しく、でも確かな道標。
B
(困惑)お巡りさん、月の光じゃ、池袋駅東口は照らせないですよ…
A
この世の全ての物質は、意識によって形作られる。
A
だから、あなたが『池袋駅東口』を強くイメージすれば…
B
イメージすれば?
A
…たぶん、行けるわ。
B
たぶん!?
B
(腕を組み、頭を抱えながら)この着地点は、あまりにも無責任かつスピリチュアルに寄り過ぎている。
B
Aのキャラクターを考えると、この無責任さがリアルで面白いという解釈も可能だが、漫才としてのカタルシスには欠けるかもしれない。
A
(Bの様子を見て、再び不安そうな顔に)…ねぇ、もしかして、私のこと…信じてない?
B
いや、信じてないわけじゃ…
A
(涙目)私の言うこと、全部嘘だと思ってるの?私の人生は、全部嘘だったの…?」彡 サッ(無視)(舞台上に風が吹くような演出)
B
風!?
B
なんで風が吹いてるんですか!?
A
(目を閉じ、両手を広げる)これは…私の魂の叫びが生み出した、宇宙の波動…
B
波動って!
B
ただの舞台装置のミスじゃないですか!?
A
ねぇ、あなた、本当に池袋に行きたいの?
A
それとも、本当は別の場所を探しているの?
B
いや、本当に池袋なんです。
B
友達と飲み会の約束が…
A
飲み会…それは、魂の渇きを潤すための、一時的な慰めに過ぎないわ。
B
慰めでもいいから、早く行きたいんですよ!
A
(ふと、遠くを見るような目で)…ねぇ、知ってる?
A
私たち人間はね、生まれた時から目的地は決まってるの。
A
でも、その道のりをどう楽しむか、それが人生の醍醐味なのよ。
B
いや、楽しむ以前に、目的地が全く見えてないんですけど!
A
…そうね。
A
でもね、時には、迷うこと自体が、一番の近道だったりするのよ。
B
迷うことが近道…ですか。
A
そう。
A
だって、迷わなければ、新しい発見も、新しい自分も、見つけられないでしょ?
B
(一瞬納得しそうになるが)いや、でも、今、飲み会の時間に遅れてるんで、発見とかはいいんで、最短ルートをお願いします。
A
ふふ…大丈夫。
A
あなたの魂は、ちゃんと知ってるわ。
A
どこへ行けばいいか。
A
さあ、心の声に従って、進みなさい…
B
心の声じゃなくて、地図アプリの声を聞かせてください!
A
…そろそろ、時間ね。
B
え、何の時間ですか?
A
私の…魂が、次の巡礼地へと向かう時間。
B
え?
B
勤務中ですよね?
B
お巡りさん!
A
あなたの道が、光に満ちたものでありますように…」( ◠‿◠ )(笑顔で圧)(Aは静かに舞台袖に消えようとする)
B
え、ちょ、お巡りさん!
B
どこ行くんですか!?
A
(振り向きもせず)…さようなら…迷える子羊よ…
B
子羊って!
B
結局、池袋駅東口、どっちなんですか!?
B
教えてくれなきゃ困りますよ!
B
(観客に向かって)あの警察官、道案内どころか、私の人生まで迷わせて帰っていったぞ!
B
(腕を組み)このオチは、Aのキャラクターを最大限に活かしつつ、ツッコミが完全に空回りするという安物の組み立て家具。
B
深遠な余韻を残す宝くじ(ハズレ)はあるが、笑いの爆発力は抑えめだ。
B
ありがとうございました!
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